グッド・デザインの椅子コレクションに座って鑑賞できる美術館 埼玉県立近代美術館(MOMAS)

アートな場所

こんにちは。突然ですが皆さん椅子はお好きですか?

椅子…家具屋さんにいくとピンからキリまでの多種多様な椅子が並んでいますよね。椅子の歴史は古く、紀元前3000年〜4000年ほどのころ、粘土で作ったものが発祥だそうです。木製の椅子はエジプト文明の頃、ツタンカーメンの椅子などでも知られているように、背もたれのある椅子は、当時権威を表すための道具としても用いられたそうです。現代でも社長や総理大臣、「〇〇の椅子に座る」という言葉を用いて、その権力の座に就くことを暗に示す表現なんかも残っていますね。

そんな昔から関係が深い人間と椅子…今日はそんな素敵なコレクションを持つ美術館です。

このブログで紹介する美術館

埼玉県立近代美術館(MOMAS)

・開館:1982年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県観光協会HPより転載)

→かっかいいですね。これ、かの有名な黒川紀章さんが初めて設計した美術館だそうです。

・場所
埼玉県立近代美術館 – Google マップ
→浦和市北部に位置しているようですね。北浦和駅からの方が近そうです。

グッド・デザインの椅子コレクションに座って鑑賞できる美術館

・北浦和公園に1982年に開館。モネ、シャガール、ピカソなどの海外の巨匠から日本の現代作家まで、優れた美術作品をコレクションするとともに館内ではグッド・デザインの椅子をたくさん紹介。
(参考)
埼玉県立近代美術館パンフレット

美術館のコンセプト

①美術と出会い、新たな考え方や価値を発見するための体験を提供する。
②人々が集い、参加し、交流するための基地となる。
③未来を作る子どもたちの感性と創造力を育む。
④地域や県民とともに進化する美術館を目指す。

主なコレクション

今日座れる椅子

・館内は「椅子の美術館」。開館当初から近代以降の優れたデザインの椅子を収集し、常時数十種類を館内に展示。鑑賞するだけではなく、自由に座ってそのデザインを楽しむこともできるそうです。面白いことに美術館HPに椅子のコレクション紹介動画が載っていました。(見ごたえあります)

 

・パンフレットも。
2022今日座れる椅子22年10月

埼玉ゆかりの作家

<橋本 雅邦>

<奥原 晴湖>

<小村 雪岱>

<小茂田 青樹>

<倉田 弟次郎>

<斎藤 豊作>

<倉田 白羊>

<森田 恒友>

<斎藤 与里>

<田中 保>

<寺内 萬治郎>

<跡見 泰>

<林 倭衛>

<瑛九>

→収蔵作品数は3000点を超えるそうです。圧巻のコレクションですね。

(付録)アート体感ワークショップ「MOMASのとびら」

・最後に、埼玉県立近代美術館が実施されている教育普及活動の中からユニークな「MOMASのとびら」をご紹介。

→これは、土曜日の午後、世代を超えた仲間と一緒に美術館での”できごと”を楽しむプログラムだそうです。美術館を小グループでみてまわり、それをもとに簡単な制作を行う『みる+つくる』をはじめ、さまざまなプログラムを実施。初めて出会うさまざまな人と美術館のひとときをともにする新しい体験を通じて、心を豊かにしてくれることを目指しているそうです。

<プログラムの様子>
  

そんな他の公立館とは一味違う魅力がウリの埼玉県立近代美術館(MOMAS)、皆さんも足を運んでみて下さい!

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