こんにちは、マウスです。
ご無沙汰しております、皆さんお元気でしょうか。
実は全国の展覧会紹介文を書き進めていると300館以上美術館をご紹介したにも関わらず「へえー、まだこんな美術館あったのか」と見逃していたミュージアムが沢山あります。(あらためて全国には沢山の美術館があるんですね)
そして、本ブログは主に館数の少ない地方に目を向けて情報発信することを目的にサイト運営しているのですが、1県・1館、完全に見逃していたところがありました。それを今日追加でご紹介しておきたいと思います。(今後も機を見ながらご紹介漏れているミュージアムを追加していければと思います)
それでは早速。
このブログで紹介する美術館
秋田県立近代美術館
・開館:1994年
※そう、秋田県です。私も記憶が正しければ「なまはげ館」含めても2館くらいしかご紹介できていなかった記憶。秋田の人からなまはげやる前にここ紹介しろよ、と言われそうです、、
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県、観光協会HPより転載)
・場所:秋田県立近代美術館 – Google マップ
→秋田県は横手市に立地しています。
「秋田の文化を未来につなぐ」、秋田蘭画や江戸時代後期以降の地元ゆかりの作品群
・1994(平成6)年4月20日に秋田ふるさと村内に開館。江戸時代中期から後期にかけて秋田藩主や藩士によって生み出された「秋田蘭画」をはじめ、江戸時代後期から現代にいたる秋田ゆかりの作家が描いた作品を収集するとともに、多彩な芸術を紹介する特別展・企画展やコレクション展を開催。
また誰もが気軽に利用できる美術館を目指し、美術館講座やさまざまな美術教室、教育普及活動にも力を入れています。館長はコメントの中で「幼児からシニアまでの多くの方々に、美術を見る楽しみ、作る喜び、触れる感動を味わって戴きたいという気持ちから、出前美術展など、館の枠を越えた活動も繰り広げており、地域との交流を大切にするミュージアムとして、これまで以上に多彩な活動を展開したい」と述べられています。
美術館コンセプト―「秋田の文化を未来につなぐ」―
美術に親しみ、心の糧になる、県民のための美術館
・多くの県民が関心を持つことのできる魅力ある展覧会や出前美術館を企画・開催し、芸術鑑賞の機会の充実を図ります。
秋田県の生涯学習を推進し、学校教育を支援する美術館
・楽しみながら美術への関心を深めてもらうため、美術館講座、各種美術教室などを開催するとともに、セカンドスクール等では小中学校に本物の美術作品に触れ、美術を見る楽しみ、作る楽しみを体験してもらうことにより豊かな心を養います。
ふるさと秋田の文化を守り発信する美術館
・秋田を代表する作家を中心に優れた美術品の収集・保存に努め、調査研究の体制を充実するとともに、その成果を広く発信していきます。
主なコレクション
秋田蘭画
※秋田蘭画とは…江戸時代における絵画のジャンルのひとつ。久保田藩(秋田藩)主や藩士を担い手とした、西洋画の手法を取り入れた構図と純日本的な画材を使用した和洋折衷絵画。秋田派ともいう。安永年間(1772年 – 1781年)に久保田藩で成立したが、後継者もなく天明年間(1781年 – 1789年)には廃れた。しかし、その極端な遠近法は後代の浮世絵にも大きな影響を与えたとされる。
日本画
洋画
版画、彫刻、工芸等
野外彫刻
※画像はHPから転載
(参考)所蔵品検索(秋田県デジタルアーカイブ):https://da.apl.pref.akita.jp/moma/
他にも季報、年報と定期的に発行されているようです。(こちらもご紹介)
美術館ニュースark86
美術館ニュースark85
美術館ニュースARKSNScolor15
秋田県立近代美術館 年報2022
県庁所在地の秋田市からは少し離れてはいますが、素敵な作品群、野外彫刻に出会える秋田県立美術館、足を運んでみてはいかがでしょうか。
(マウス)
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