シンプルで美しく、自然との共生をテーマにした絵本美術館 静岡:戸田幸四郎絵本美術館

静岡県

こんにちは。本ブログ名「絵本と、アートと。」…と言いながら絵本のことを全然取り上げてこれませんでした。(元々ブログ解説当初は、執筆者は私ではなく、もう1人の相方になる予定で、その人が「絵本だったら書けるかなー」と言ったことがこのタイトルのはじまりなのです)

今や絵本要素が皆無ですが、私も絵本は嫌いではないので、美術館紹介が一巡したら一から勉強して絵本のことも少しずつ書いていけたらなーと思う今日この頃。(別に喧嘩した訳ではありません。もう1人の相方は絶賛育児中で手がさけない…というのがもっぱらの理由です)

それはさておき、今日ご紹介の美術館、やっと出てきました。絵本専門の美術館…意外と全国に少ないんですね、これを書きながら思いました。そんな絵本の美術館、早速見ていきましょう。

このブログで紹介する美術館

戸田幸四郎絵本美術館

・開館:1997年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、市観光協会HPより転載)

・場所
戸田幸四郎絵本美術館 – Google マップ

シンプルで美しく、自然との共生をテーマにした絵本美術館

・熱海市の閑静な別荘地にたたずむ ”自然との共生”をテーマにした絵本美術館。
ベストセラー「あいうえおえほん」や、その他のロングセラー知育絵本、学校の教科書で使用されている太宰治の「走れメロス」、宮沢賢治の「竜のはなし」などの絵本を手がけた作家:戸田幸四郎氏が、絵本の世界観を表現するために、建物、ガーデンなどすべてをデザイン。戸田氏がこれまで描いてきた絵本の原画、知育絵本や創作絵本などを多数展示。絵本にも貫かれている共通のコンセプトは「シンプルで美しい」。本美術館は「生きとし生けるものの共生(自然との共生)」をメッセージとして掲げ、設立されています。

他にも戸田幸四郎の年代ごとの作品やプライベートのスケッチなど、生涯の制作物も展示。天気の良い日には、庭の芝生に出て貸出絵本を読むこともでき、伊豆の海を望む絶景のカフェでは、名物のカリーライス、ハヤシライスを提供。季節には庭で採れたみかんを、その場で搾ってジュースにしているそうです。

戸田幸四郎の詩

戸田幸四郎とは

・1931年、山形県尾花沢市に生まれの絵本作家。独学でデザインを学んだ後、都市計画から店舗デザイン、グラフィックまであらゆるデザインを手がける。51歳の時、デザイナーから絵本作家に転向し、初の絵本「あいうえおえほん」を出版。子どもたちの感性も豊かにし、大人も魅了するようなデザインで知育絵本の世界に新たな価値観を確立しました。その後、戸田デザイン研究室を設立。80歳で亡くなるまで42作品を発表し、そのどれもがロングセラーとなっています。特に、代表作『あいうえおえほん』は今では100万部を超えるロングセラーとなり、2019年にはグッドデザイン賞を受賞しました。
←こちら画像クリックで詳細見れます


<ありし日の戸田氏>

館内の様子

・残念ながら展示作品や収蔵作品は確認できませんでしたが、美術館HPにいくつか館内の様子が載っていましたので掲載しておきたいと思います。
  

…熱海市にこんな素敵な絵本の美術館があるのですね。皆さんが思い出に残っている絵本の原画もあるかもしれません。伊豆の海岸を眺めながらぜひ芝生に寝転がって読みふけってみて下さい。

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