90秒の鑑賞タイム、絵のない鑑賞タイム、超高精細画像によるスーパーズームなど、デジタルコンテンツに力点 徳島県立近代美術館

徳島県

本日ご紹介する美術館、コレクションは「20世紀の人物像」、「現代版画」、「徳島ゆかりの美術」を軸にされており、一方でこのコロナ禍において、公立館でいち早く「デジタルコンテンツ(文章や動画、音楽、画像などをデジタルデータにしてWEB上に公開したものや、サービスを通して消費者に提供されているもの)」に力を入れられています。

もちろん、発達障がいのある人など、直接美術館を訪問しようとすると、慣れない作品や環境がないかであったり、美術館への道順に不安を抱えたり、音や光に敏感なため照明やアナウンスの様子が心配になったりする人のことも考慮して導入を進めたという背景もあるようです。

本ブログも基本的にはデジタル(WEBブログ)媒体で発信しているため、この美術館とコンセプトは似ているような気がします。そんな美術館、早速ご紹介します。

このブログで紹介する美術館

徳島県立近代美術館

・開館:1990年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県・市観光協会より転載)

・場所
徳島県立近代美術館 – Google マップ

徳島県立近代美術館とは

・徳島県立近代美術館は、園瀬川を見おろす緑豊かな丘陵地に位置する、自然と施設が調和した文化の森総合公園の約40haの敷地内にある県立美術館。文化の森総合公園には,美術館のほか、徳島県立図書館、徳島県立博物館、徳島県立鳥居龍蔵記念博物館、徳島県立文書館、徳島県立21世紀館などが建ち、自然豊かな公園の中さまざまな文化施設が集まっています。

1990年の開館以降、現代美術の動向を国際的視野に立って把握できるよう、国内外の優れた絵画、彫刻、版画などを中心に収集。現代美術の背景となった近代の作品(20世紀の人物像)や、近代以降に活躍した徳島ゆかりの美術、現代版画などをテーマに作品を収蔵している。

主な所蔵作品は、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、ジュール・パスキン、三宅克己、広島晃甫、伊原宇三郎、前田寛治、アリスティド・マイヨール、荻原守衛など。

90秒の鑑賞タイム、絵のない鑑賞タイム、超高精細画像によるスーパーズームなど、デジタルコンテンツに力点

・前述した美術館の特色であるデジタルコンテンツ(アーカイブ)。所蔵美術品の魅力を新たな視点で再発見する試みで、超高精細の撮影により、普段の展示室で間近に見ることが難しいような、画家の細かな筆さばきや、材料のリアルな質感にせまります。デジタル画像を通して、本物の作品だけが持つ迫力を感じていただけたら、ぜひ展示室での鑑賞を体験してください、との事。
まずは以下の美術館公式URLからご覧いただくとイメージしやすいです。(興味のあるものがありましたらクリックしてみて下さい)

〇徳島県立近代美術館コンテンツ:https://art.bunmori.tokushima.jp/d/
〇Youtubeサイト「ユニバーサルミュージアムにとりくむ徳島県立近代美術館」:https://www.youtube.com/@user-uw8kr1un5q

90秒の鑑賞タイム

絵のないの鑑賞タイム

絵のない鑑賞タイム/徳島県立近代美術館
徳島県立近代美術館のデジタルコンテンツ「絵のない鑑賞タイム」。絵を見ずあえて音声解説でお楽しみください。

スケッチと見比べよう

徳島県立近代美術館 絵画

画家のタッチにせまる

徳島県立近代美術館 絵画

細密描写の世界

徳島県立近代美術館 細密描写の世界

彫刻360度

徳島県立近代美術館 彫刻

日本画の筆づかい

徳島県立近代美術館 絵画

版の迷宮

徳島県立近代美術館 版の迷宮

ぐるぐるアート

・徳島県立近代美術館データベースから、解説などの読み物を集めたページで、パブロ・ピカソ、パウル・クレー、ヘンリー・ムーアなど本館を代表する作品の解説記事や作家略歴、キュビズム、エッチングといった美術用語が載っています。記事内のリンク語をクリックすれば、そのキーワードで検索された記事が右側に現れ、記事から記事へたどって、アートワードを楽しむことができます。

〇徳島県立近代美術館ぐるぐるアート:https://art.bunmori.tokushima.jp/art_blog/

美術館へ行く前に見るホームーページ「イテミヨ itemiyo」

・発達障がいのある人が施設を使う時に困っていることを解決するため、どんな場所にあり、どんな建物なのか、予習して心の準備をしてもらえるように、役立つ情報サイトを開設。駐車場、園路、建物の様子を、地図・写真・映像で見ることができたり、センサリーフレンドリー(音が実際よりも大きく聞こえる、目に見える情報が多いとどれに反応していいか分からなくなる、といった感覚の問題を抱える人のために静かで落ち着いた環境を提供していく「感覚に優しい取り組み」)を紹介されています。

〇徳島県立近代美術館「イテミヨ itemiyo」:https://art.bunmori.tokushima.jp/itemiyo/

 

…いかがだったでしょうか、徳島県立近代美術館。恐らくこれまでご紹介してきた美術館と少し異なり、良い意味でテクノロジーを最大限に活用して先進的に取り組み、社会的な課題を解決しようとしている姿が印象的に映ると思います。次の10年、20年、もしかしたら徳島県が進められているこういった美術館の取組みが日常になる日がくるかもしれませんね。人口は都道府県で下から4番目、44位の徳島ですが、これくらいの規模感がもしかしたら最も社会を変革する力を持っているのかもしれないなと感じたマウスでした。今日も勉強になりました。それではまた。

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