縄文のエネルギーを芸術創造の源泉に 青森県立美術館

アートな場所

こんにちは。突然ですが皆さん「犬」は好きですか?🐶
もはやこの回でしかご紹介できないかと感じましたので軽く触れておきますが、本ブログのサイドバー右下に「柴犬さん」というユーチューバーの方の動画を載せています。

昔から大変よく知る間柄なのですがふとしたきっかけで動画がバズり、20万回以上再生回数されることに…。今や立派なユーチューバーです。柴犬と山暮らしっていいですね。
気になる方はコチラ↓から。
https://www.youtube.com/channel/UCd-u1QBs5B6-sx326_1SUyA

ところで、なぜ「犬」を絡めたかというと、今日ご紹介する美術館もアート界隈では超有名な犬、「あおもり犬」をひっさげてオープンした美術館だからです。

※Trip.comより転載 https://jp.trip.com/moments/detail/aomori-57214-13200404/

それでは早速。

このブログで紹介する美術館

青森県立美術館

・開館:2006年
・美術館外観(以下、写真は美術館HP及び市観光協会HPより転載)

→この美術館のネオンに彩られたシンボルマーク、本当に綺麗なんですよね。私が訪れたのは冬でしたが、雪と相まって幻想的な世界でした。

・場所
青森県立美術館 – Google マップ
→青森市内南西部に位置しています。有名な三内丸山遺跡の近くですね。
※およそ5500年前-4000年前の、縄文時代の遺跡。大規模な集落の跡で、竪穴式住居跡や巨大な柱の建造物の跡が見つかっている。土器や土偶、装飾品などが数多く出土。(更に興味ある方は解りやすく書いてあるブログ発見しました。(https://aomori-miryoku.com/2011/01/18/%E4%B8%89%E5%86%85%E4%B8%B8%E5%B1%B1%E9%81%BA%E8%B7%A1/

縄文のエネルギーを芸術創造の源泉に

・青森県の豊かな自然や美術館に隣接する世界遺産、縄文集落跡・三内丸山遺跡。
ここに埋蔵された縄文のエネルギーを糧に、強烈な個性によって創造の最前線を切り拓いてきた青森県のアーティストたちを中心に、既成の価値観を超えた多様性豊かな芸術を発見・保全・創造するための活動を展開しているそうです。

美術館のコンセプト

①青森県の芸術風土を世界に向けて発信
青森県の豊かな芸術風土や隣接する三内丸山遺跡に埋蔵された縄文のエネルギーを芸術創造の源泉として捉えながら、強烈な個性を有する青森県のアーティストたちの原風景を探求し、青森県の芸術風土を世界に向けて発信する。

②優れた芸術を体感できるよう図る
美術をはじめとして、映画、演劇、音楽など様々な文化芸術活動を活発に展開し、県民が驚きや感動を体感するとともに、新しい価値観と出会う場を積極的に創る。

③子どもの感性と創造力を育む
青森県の未来を担う子どもの育成を重視して、「こども美術館」のイメージの下に、子どものころから美術館や芸術に親しみ、豊かな感性や創造力を育むよう総合的な事業展開を図る。

④県民とともに活動する
県民が美術館の活動に積極的に参加できるよう常に工夫し、県民とともに歩むことを目指す。多くの県民が美術館の事業に参加できるよう、ボランティアやインターンシップ、障がい者による鑑賞等の機会を確保する。

→「三内丸山遺跡に埋蔵された縄文のエネルギー」…何度も繰り返し言っていますね。まさに三内丸山遺跡が縄文時代の最高傑作だとしたら、この青森県立美術館はそれを今の時代にアレンジした建造空間だと言えるかもしれませんね。

建築について

・青森県立美術館は、隣の「三内丸山縄文遺跡」の発掘現場から着想を得て、建築家の青木淳氏によって設計されています。発掘現場のトレンチ(壕)のように、地面が幾何学的に切り込まれており、量塊のなかに設けられた真っ白な「ホワイトキューブ」の展示室と土の床や壁が露出する隙間の「土」の展示室が、対立しながらも共存する強度の高い空間となっています。

→私が訪れたときもっとも驚いたのがこの展示室の「高さ」です。確か展示室全体が土の下に埋まっていたような建築だったと記憶していますが、私がこれまで見たどの美術館よりも高さがありました。高さ19m(!)もあるそうです。

主なコレクション

<成田亨>

<寺山修司>

<奈良美智>

<マルク・シャガール>

→なるほど、このシャガールの巨大背景画を飾るために作られた部屋だったんですね。>アレコホール。

良い意味でとても公立美術館とは思えない青森県立美術館。ぜひ一度皆さんも足を運んでみて下さい。

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