古い民家を改修して設立、「生と死」を考える場所 香川:豊島横尾館

アートな場所

こんにちは。香川県のアート施設紹介、どんどんいきます。
次は兵庫県が生んだ現代アート界の重鎮:横尾忠則さんの香川県別館ともいうべき存在でしょうか。(詳細は横尾忠則現代美術館を参照)

以前はピカソとの対比で横尾さんをご紹介しましたが、今日ご紹介する香川県豊島にあるスポットは「生と死」を考える場所というコンセプトに運営をされています。どんな施設なのか…早速見ていきましょう。

このブログで紹介するアート施設

豊島横尾館

・開館:2013年
・美術館外観(以下画像は施設HP、県・観光協会HPより転載)

・場所
豊島横尾館 – Google マップ

古い民家を改修して設立、「生と死」を考える場所

・アーティスト・横尾忠則氏と、建築家・永山祐子氏により設立。本館は、豊島の玄関口となる港に面した家浦地区の集落にある古い民家を改修してつくられ、展示空間は、既存の建物の配置を生かして「母屋」「倉」「納屋」で構成、平面作品11点が展示されています。石庭と池、円筒状の塔にはインスタレーションを展開、空間は、生と死を同時に想起させる場所となっており、建物には光や色をコントロールする色ガラスを用いて、豊島の光や風や色、作品の見え方をさまざまに変容させる空間づくりが工夫されています。

横尾忠則とは

(こちらは横尾忠則現代美術館のときにもご紹介しました分の再掲になります)
・兵庫県生まれの画家,グラフィック・デザイナー。神戸新聞社、日本デザインセンターを経て独立。唐十郎の状況劇場,寺山修司の天井桟敷,土方巽の暗黒舞踏のポスターや雑誌のイラストなどを手がける。日本の大衆性や土俗性を濃厚に反映した反モダニズム色の強い作風で、1968年パリ青年ビエンナーレ展の版画部門大賞を受賞、1970年にはニューヨーク近代美術館で個展を開催。1980年にニューヨーク近代美術館(MoMA)で行われた「ピカソ展」に影響を受け、1982年には「今後は絵画制作に専念する」という立場を鮮明に打ち出す(画家宣言)。その後は、ニュー・ペインティングと呼応するような具象的な形態を通して,近代美術が捨象してきた〈魂〉の問題を追求、独特のコラージュ感覚を発揮した作品を発表し続けている。

永山祐子とは

・1975年、東京生まれの建築家/一級建築士。昭和女子大学生活科学部生活美学科を卒業後、青木淳建築計画事務所勤務を経て、永山祐子建築設計を独立開業、主宰を務める。代表作品にはルイ・ヴィトン京都大丸店、カヤバ珈琲、JINS PARKなど。日本建築家協会JIA新人賞、東京都建築賞優秀賞ほか。2020年のドバイ国際博覧会では日本館の設計を担当するなど、国内外に活躍の場を広げている。武蔵野美術大学客員教授。

展示作品・館内様子

…私自身、現代アートが好きです。(なるべく偏らないように現代アート以外も丁寧にご紹介しようと心がけていますが、現代アートの回だとなぜか執筆時間が1/2くらいになります。さくさくっと書けてしまうのでしょう)

現代アートはどこの回でお伝えしたか忘れましたが、同じ時代に同じ時代を体験した同じ時代のアーティストが綴った作品群です。作品を見て、リアルタイムに自分の感覚と比較することができるのも魅力の1つですので是非「なんか小難しいなあ…」と思われいる方も肩の力を抜いて眺めてみるだけでも楽しめるかもしれません。

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