現代アートを通じ人が自然に溶け込む場所 新潟:「大地の芸術祭」まつだい農舞台

アートな場所

新潟「大地の芸術祭」を旅しています…(あくまで脳内で)まだまだいきます。

このブログで紹介するアート施設

まつだい「農舞台」

・開館:2003年(第2回大地の芸術祭に合わせて建設)※2021年にリニューアル
・アート施設外観(以下、画像は大地の芸術祭HP及び県観光協会HPより転載)

「農舞台」設計者=「MVRDV」とは

この農舞台、オランダのロッテルダムを拠点とする建築家集団「MVRDV」が設計、建築しています。
※名前の由来は事務所設立時のメンバーの三人の頭文字からとったものとの事。ちなみにこんな3人。(写真はMVRDVホームページより)

…かっこいい…人生に1度くらいこういう机の座り方してみたいですね(笑)
こんなシュッとした人たちが里山を訪れたと想像するだけでも心温まります。。

…ちなみに彼らの作品、めちゃくちゃ凄いです。以下のURLから覗いてみて下さい。全てが代表作ですが、天津浜海図書館(中国天津)、MIRADOR(マドリード)、MARKET HALL(ロッテルダム)など。この中に農舞台が入るってすごくないですか?
・「MVRDV」の主な建築作品:https://webdesignmagazine.net/mvrdv/

「農舞台」の場所

まつだい雪国農耕文化村センター「農舞台」 – Google マップ
→もしかして正式名称「まつだい雪国農耕文化村センター」と言うのですかね。それで検索すると十日町市の観光案内がありました。(以下にて転記)

まつだい雪国農耕文化村センター≒農舞台

「都市と農村の交換」というテーマのもと、地域の資源を発掘し発信する総合文化施設です。食、イベント、体験などのプログラムを通して、松代の雪国農耕文化を体感できます。 土地の大半を山が占め、世界でも有数の降雪量を誇る十日町市松代。1000年を越える松代の農耕文化は、厳しい自然との知恵比べでした。山間に田んぼを切り開き(棚田)、川の流れを変えて田んぼを耕し(瀬替田)、地滑りの跡地に植林をする。そんな自然と一体となった暮らしの積み重ねが、世界に誇れる里山、農村へとつながっています。まつだい「農舞台」は、このような暮らしを発掘し発信する、雪国農耕文化とアートのフィールドミュージアムです。 オランダの建築家グループMVRDVが設計した建物は、建物や部屋それ自体が、複数の作家がデザインしたアート作品になっています。ギャラリー、食堂を併設しているので、アート巡りの情報収集や、松代の旬の食材を使ったお食事にぜひお立ち寄りください。(十日町市観光案内HPより)

→何となく「大地の芸術祭」で紹介されている「農舞台」は結果的に草間彌生さんと結びついてそのイメージが強くなっている感がありますが、「まつだい雪国農耕文化村センター」…格好良くはないですが、この施設の趣旨を漏らさず表現している名称かもしれないなとか思いました。

里山とアートを最も体感できるエリア

・周辺に広がる里山には、草間彌生「花咲ける妻有」をはじめ、世界的なアーティストの作品が点在。里山の大地に映える色彩豊かな造形、現代アートの魅力を里山の四季と共に堪能できるそう。徒歩1~2時間程度。車での見学も可。
また、建物内には、床も天井もすべて黒板になっている部屋や、星が瞬く里山の夜空のような円形の囲炉裏の部屋など、おもしろい仕掛けが。イリヤ&エミリア・カバコフの作品「棚田」を一望する展望台もあり。建物の下の壮観な空間では、イベントを開催するなど空間全体がアート作品になっています。

主な展示作品

<草間彌生>

→草間さんが数多ある作品の中でもこの農舞台に立地した作品、「もっとも気に入っている」という噂です。

<イリヤ&エミリア・カバコフ>

<パスカル・マルティン・タイユー>

<河口龍夫>

<白井美穂>

<ジャン=リュック・ヴィルムート>

<ジョセップ・マリア・マルティン>

<ファブリス・イベール>

<小沢剛>

<トビアス・レーベルガー>

なんか画像を見ているだけで、里山の中に溶け込んでいっているような気がしてきました。現地で見るとどれだけすごいのでしょうね。皆さんもぜひ足を運んでみて下さい。

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