自然と時が静かに流れる場所。築200年の屋敷に日本初のキルト専門美術館 島根:出雲キルト美術館

アートな場所

こんにちは。島根県でも1館ご紹介し忘れておりました。島根は田部美術館島根県立美術館足立美術館と意外と(と言ったら怒られるかもしれませんが)アートファンにとっては見どころが多いですね。今日ご紹介する美術館も2006年に日本で初めてのキルト専門の美術館としてオープンしました。それでは早速。

このブログで紹介する美術館

出雲キルト美術館

・開館:2006年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県・市観光協会HPより転載)

・場所
出雲キルト美術館 – Google マップ
→これたぶんどうでもいいカミングアウトですが、私、出雲大社で挙式をあげました。思い出深い場所です。

自然と時が静かに流れる場所。築200年の屋敷に日本初のキルト専門美術館

・自然豊かな出雲平野の真ん中に、日本では初のキルトの美術館として開館。
築200年の出雲伝統様式である屋敷を展示場とした館内で、いにしえの着物を使い、一つ一つ丹念に縫い合わされ、新たな命を吹き込んできた和のキルト作家の第一人者:八幡垣睦子氏のプロデュースによるキルト作品と共に、生け花、室礼、テーマごとのインスタレーションを四季折々に楽しむことができます。着物の形を蘇らせることで、「古き良き日本の姿」を感じられることを念頭に、空間、空気感、景観すべてを含めて、出雲文化や、日本の心を伝承することをコンセプトに「自然と時が静かに流れる空間」が体験できる場所として運営されています。

八幡垣睦子氏とは

・島根県雲南市生まれのキルト作家。100年~300年の時を経た着物を素材とし織、染め、刺繍、キルトなど西洋と東洋の様々な手仕事を匠に融合させた作品を制作。出雲の自然や文化をテーマとした独特の世界観を表現。東京都現代美術での個展をはじめ国内外に多数作品を出展。布を通じ出雲文化を伝承することをテーマとした日本初となるキルトの美術館を開館。空間プロデュースや建築、自然との融合に力を注いでいる。

略歴

・2003年、アメリカクロウ美術館にて作品展示。山梨県河口湖美術館にて招待展示。
・2004年、二子玉川高島屋アレーナホールにて「日本の心」個展を開催。東久邇宮記念賞、島根県文化奨励賞を受賞。島根県民会館個展開催。大阪帝国ホテル及び東京都目白「椿山荘」にてパーティープロデュース。
・2005年、「世界のキルト作家100人展」招待参加。最優秀作家大賞受賞(美術の杜)
・2006年、島根県斐川町にて自身の常設展示場「出雲キルト美術館」を開館。「世界のキルト作家100人展」招待参加

主な作品

・美術館ホームページにはご自身の作品として春夏秋冬と紅色というコンセプトに分けて画像紹介されていました。

また、こちらは展覧会のチラシですが、美術館内ではこんな感じで展示が開催されているようです。
出雲キルト美術館 展示2022冬

いかがでしょう。キルトの奥深い世界を体感することができる稀少な美術館です。ぜひ皆さんも一度足を運んでみて下さい。

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