26ヘクタールという広大な森に囲まれた「地域」「生活」「環境」を軸にしたアート展示 栃木:宇都宮美術館

アートな場所

こんにちは。今日は正真正銘の栃木県の県庁所在地宇都宮市。その北部、26ヘクタールという広大な森に囲まれた美術館です。(そういえば似たようなタイトルつけた美術館あったような…)
では早速。

このブログで紹介する美術館

宇都宮美術館

・開館:1997年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県観光協会HPより転載)

※HPからの画像ですが、恐らく広大な森に囲まれているため上空ショットです。

・場所
宇都宮美術館 – Google マップ
→帝京大学:宇都宮キャンパスの隣にありますね。

26ヘクタールという広大な森に囲まれた「地域」「生活」「環境」を軸にしたアート展示

・「宇都宮美術館」及びその周辺の公園施設「うつのみや文化の森」は、宇都宮市制100周年を記念して平成9年3月にオープン。この施設は、宇都宮市中心部より北に約5㎞に位置、里山の姿を残す緑豊かな自然環境の中で、憩いの場、芸術文化活動の拠点施設として活用していただくことを目的としているそうです。

宇都宮美術館では、国内外のおもに20世紀以降の美術・デザイン、また宇都宮市にゆかりの美術作品を収集・公開するとともに、美術・デザインの様々な分野で活躍している海外・国内の優れた作品を、年間5~6回開催の企画展として紹介しています。

また、周囲を約26ヘクタールという広大な森に囲まれた宇都宮美術館は、その豊かな自然の姿と調和を保つため、低層型に設計さ、展示室をはじめ来館者スペースはすべて一階にレイアウト。来館者スペースはできるだけ段差をなくし、車椅子でご来館いただく方もご負担なく移動できるように工夫されています。

美術館のコンセプト

「歴史と個性を活かした 宇都宮文化の創造と心豊かな人づくり うるおいと感動のまちづくり」
…宇都宮で育まれ、培われてきた多彩な文化・芸術資源を最大限に活用し、市民や文化施設、大学などと連携しながら、美術・音楽・舞台芸術などの文化芸術事業を展開するとともに、市民の自主的な文化芸術活動を育成・支援することにより、宇都宮らしい文化の創造に努めるとともに、市民の創造的な文化活動を支援し、地域や学校などと連携して、心豊かなひとづくり、いきいきとした文化のまちづくりを目指します、との事。(美術館HPより引用)

収蔵方針

地域と美術

世界の美術
美術とデザインを結ぶシンボル作品――ルネ・マグリット

理念と構成の作家達――ワシリー・カンディンスキーやパウル・クレー

色彩と装飾の作家達――マルク・シャガールやラウル・デュフィ

日本の美術

<黒田清輝>

<岸田劉生>

<国吉康雄>

<松本竣介>

<辰野登恵子>

宇都宮ゆかりの美術

<矢口洋>

<米陀寬>

生活と美術

世界・日本のポスター

※左からアレクサンドル・ロトチェンコ、クリムト、多田北烏
  

世界・日本のグラフィック・デザイン

※左からコロマン・モーザー、杉浦非水、エル・リシツキー
   

世界・日本のプロダクト・デザイン

※左からウォルター・ドーウィン・ティーグ、マルセル・ブロイヤー、ペーター・ベーレンス
  

環境と美術

〇野外彫刻3点
<クレス・オルデンバーグ>《中身に支えられたチューブ》

<バリー・フラナガン>《ホスピタリティー(歓迎)》

<サンドロ・キア>《ハートを抱く片翼の天使》

※画像は美術館掲載及び来館者Twitter投稿画像などから転載

 

→これまで見てきた美術館よりポスターやプロダクト、グラフィックデザインを多く手掛けているのはユニークですね。ふとこれを編集していて思ったのですが、ここまで収蔵方針を体系化していて、それをHPで詳しく分類している美術館、ここが初めてでした。宇都宮美術館の中にいる方々、たぶんあらゆるものの整理整頓得意そうな気がします。

そんな美術館ですから、おそらく、一度見たことある絵でも体系立てて、丁寧に解説してくれているはずです。朝から晩まで楽しめる、そんな宇都宮美術館ぜひ足を運んでみて下さい!(晩までいると森の中、しかも野外彫刻がなかなかの存在感なので怖いか…)

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