県を代表する御山に建つ「見る・聴く・語る・作る・考える」空間  福島県立美術館

アートな場所

こんにちは。マウスです。
そういえば先日に久々に重労働をしたとの話をしましたが、その中で、誰から言われるまでもなく床に落ちている細かなゴミを拾って分別しているおじさんがいました。そういえば15年前にコンサート会場の撤去・設営のアルバイトをした時もそんなおじさんいたなーとか考えていましたが、そういうおじさんに限って仕事ができるという謎の法則がありますよね。たぶんこれって、事細かなゴミにまで目くばせできる視野の広さからきているのでしょう。こちらは体力的に一杯で見えていない…。(完全に余談でした)

ところで皆さん、日本国内、国外含めその地域に存在するシンボル的な建物や自然遺産などって必ずありますよね。例えば、静岡・山梨だったら富士山、沖縄だったら離島含む美しい海など…
今日ご紹介する美術館はそんな県のシンボルとして昔から地域に愛されている山のふもとに建つ美術館です。では早速。

このブログで紹介する美術館

福島県立美術館

・開館:1984年
・美術館外観(以下、画像は美術館HP及び県観光協会HPより転載)

・場所
福島県立美術館 – Google マップ
→福島駅からすぐです、立地いいですね。

県を代表する御山に建つ「見る・聴く・語る・作る・考える」空間

・1984年、福島のシンボル・信夫山のふもとに、隣接する福島県立図書館とともに設けられた。福島駅からも近く、交通の便もよい場所にありながら、野鳥の声もきこえる静かで落ち着いた環境で、60,000平方メートルもの広大な敷地には、樹木や花々、広い芝生や日本庭園があり、散策や休息の場として親しまれているそうです。

・福島県出身、ゆかりの作家、近代日本を代表する作家、海外のすぐれた作品を収蔵の柱とし、継続的な調査研究にもとづく魅力的な展覧会事業を実施。代表的なコレクションに、関根正二、酒井三良、斎藤清といった福島出身の作家の系統的収蔵とともに、A. ワイエス、ベン・シャーンをはじめとするアメリカ美術など、4000点を超える作品群を収蔵公開している。

美術館の基本目標

・優れた芸術文化に触れる機会を提供し、県民の知識と豊かな感性を育み、福島の誇りとなる文化資産を未来につなぐ。

→令和2年に1万人程の来館者数だった人数を10年後に10倍(10万人/年)に増やす計画を立てているそうです…めちゃチャレンジングですね。今後の取組みに期待です。この美術館、結構びっくりしたのが、美術館の課題や内部での議論がかなりオープンに公開されているんですね。(以下、URL参照)
・美術館運営計画[数値目標](https://art-museum.fcs.ed.jp/aboutmuseum/operation
・福島県立美術館運営協議会 議事(https://art-museum.fcs.ed.jp/aboutmuseum/council

→たぶん、これ見ると「昨今は美術館も大変なんだなー」と感じると思います。それをここまでオープンにしているって簡単なようでなかなかできないと思いました。

主な収蔵作家

<関根正二>

<酒井三良>

<斎藤清>
以前のブログ(やないづ町立斎藤清美術館)参照。

<アンドリュー・ワイエス>

<ベン・シャーン>
・美術館HPには画像はありませんでしたが、以下の動画にて本作家の紹介がありました。ご参考下さい。[3分でわかるベン・シャーン]

(付録)福島のシンボル・信夫山

・美術館も立地する信夫山…福島市の真ん中にぽっかり浮かんでいるような形をしています。(注:「のぶおやま」ではありません。「しのぶやま」と読むそうです)

・熊野、羽黒、羽山の三山からなり、羽黒、月山、湯殿の三神社がまつられ、古来から信仰の山とされ、「御山(おやま)」と呼ばれてきたそう。福島を代表する花見のスポットであり、ライトアップによる桜祭りも開催され、多くの人達が訪れます。また、福島市内を一望できる展望台や公園などもあるので、四季を通して市民の憩いの場となっているようです。(福島市観光ノートより:https://www.f-kankou.jp/spot/1710

美術館訪問のついでに展望台まで登って、福島市内を一望すると気持ちいいかもしれませんね。

(マウス)

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