自然の山水美と人工的庭園美を調和させた「神仙郷」、日本陶磁器を中心に 神奈川:箱根美術館

神奈川県

こんにちは。今日も箱根の美術館です。今日で4館目。町という規模感を考えるとやっぱり箱根はいろんな美術館が立地しているなとあらためて思います。今日ご紹介する美術館は数多ある箱根の美術館でも最古の館で、先日静岡でご紹介したMOA美術館と創始者が同じ、つまり姉妹館です。歴史ある館だけあってその名も「箱根美術館」。建てた当時はまさか箱根にこんな色々と美術館が立地するとは思っていなかったから名付けた名前だったかもしれませんね。それでは早速見ていきましょう。

このブログで紹介する美術館

箱根美術館

・開館:1952年 ※箱根最古!
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県・市観光協会HPより転載)

・場所
箱根美術館 – Google マップ

自然の山水美と人工的庭園美を調和させた「神仙郷」、日本陶磁器を中心に

・箱根美術館の創立者:岡田茂吉氏(1882~1955)は、昭和27年(1952年)に「世界的な美術思想の涵養を通じて人間の品性を向上、および平和愛好思想の醸成を図ることにより高度の文化的芸術国家の建設に寄与する」ことを願って、財団法人東明美術保存会(現・公益財団法人岡田茂吉美術文化財団)を設立、同年、箱根町強羅に箱根美術館を開館しました。
岡田氏は第二次大戦末期の昭和19年から、自然の山水美と人工的庭園美を調和させた、一個の芸術品を造ろうとして「神仙郷」を造営し、その中に美術館を計画。現在は、日本陶磁器の展示を主として、時々にテーマを持って特別展示もおこなっています。

名勝 神仙郷

・令和3年(2021年)、箱根美術館が建つ「神仙郷」が、国の名勝に指定を。創立者:岡田茂吉氏が、昭和19年から28年までの戦中戦後の混乱期に造営した庭園で、築山、渓流、瀧、園路などを組み合わせ回遊しつつ楽しむ「石楽園」、柔軟な緑の布地のような苔と紅葉の美を競わせた「苔庭」、あるいは美術館へ巧みに人を誘う「竹庭」などにより構成。その中に国登録有形文化財「神山荘(旧藤山雷太別荘)」、「観山亭」、「日光殿」、「箱根美術館本館・別館」、茶室「山月庵」をはじめとする建物が配されています。

<館内外の様子>

展示作品

・日本陶磁器を生産地をベースに縄文・弥生、埴輪、須恵器、常滑・渥美、猿投・瀬戸、丹波、越前、信楽、備前に分けて展示をされています。※画像については、以下URLからご参照ください。

〇箱根美術館展示作品:https://www.moaart.or.jp/hakone/collections/

…いかがでしょうか。MOA美術館の回で岡田茂吉氏の年譜などはご紹介させていただきましたが、こうやってあらためて見ると国内に2ヶ所、特にこの箱根美術館の方は陶芸史に残る名作を展示されており見ごたえ十分と感じています。皆さんも是非両館ともに足を運んでみて下さい。

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