国内初の公立ステンドグラス美術館、19世紀イギリスのステンドグラスを中心としたコレクション 静岡:掛川ステンドグラス美術館

静岡県

こんにちは、マウスです。
今日はこれまであまり触れられていなかったガラス…ステンドグラスの世界です。(そういえばガラスについて触れるのは足立美術館の回以来です)

そんなステンドグラス専門の美術館が静岡県は掛川市にあるんですね。それでは早速。

このブログで紹介する美術館

掛川ステンドグラス美術館

・開館:2015年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県・市観光協会HPより転載)

・場所
掛川ステンドグラス美術館 – Google マップ

国内初の公立ステンドグラス美術館、19世紀イギリスのステンドグラスを中心としたコレクション

・国内初の公立ステンドグラス美術館。コレクションは、掛川市在住・鈴木政昭氏からの寄贈品を中心に19世紀イギリスのヴィクトリア朝時代の作品約70点と、フランスのバラ窓10点などで構成。いずれもイギリスを代表するステンドグラス工房の最盛期に制作されたもので、技術的・装飾的にも極めて高度な作品揃いとの事。写真撮影(ただし、フラッシュ不可)が可能で、インスタ映えスポットも多数あり。当館館長は「入館される方々は、素晴らしい技術と光の交響曲に驚かれると思います」と述べられています。

コンセプト

・以下は美術館HPからの抜粋(コンセプト)です。

ステンドグラスにしたしむ

・展示されるステンドグラスは19世紀イギリス、ヴィクトリア朝時代の優れた技術を駆使した作品です。日頃接する機会の少ない異文化について親しむためにわかりやすい解説を工夫し、来館者の方々に関心と興味が出るように努めます。

ステンドグラスをつたえる

・イギリス、ヴィクトリア朝時代の貴重な文化遺産を後世に伝えることの大切さを理解するとともに、掛川の豊富な文化遺産に目覚め、誇りを持つ機会となるように努めます。

美術工芸作品をつくる

・ステンドグラスは19世紀イギリスの素晴らしい工芸技術の成果です。郷土・掛川においても葛布をはじめ様々な伝統的な工芸作品と技術が伝わっています。そのような技術を学ぶとともに、市民自らが創作活動をするような機会が生まれるように努めます。

地域と人びとがささえる

・ステンドグラス美術館と地域の文化資源が共に支えあうとともに、関わる人々―児童生徒、市民ボランティア、一般市民の方々が相互に支えあい、発展するような活動が生まれるように努めます。

→なんかここだけ妙に公立っぽさがにじみ出ている気がするのは私だけでしょうか。(本題からはずれますが…)

ステンドグラス作家:志田政人氏コメント

・美術館HPにはステンドグラス作家:志田政人氏のコメントも載っていました。
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・この素晴らしいコレクションを構成するステンドグラスの大部分は、19世紀イギリスのヴィクトリア朝時代に制作されたものです。当時イギリス中の有名工房が、絵付けの技術を競って創りだしたステンドグラスは、各地の教会の窓を飾っていました。その後、数奇な運命を辿って日本へやって来た作品達が、この掛川市ステンドグラス美術館で長い眠りから目覚めたのです。

現地イギリスの研究家達との共同調査により、作品が制作された工房の名が判明しました。

そして、コレクションの何点かについては、実際にこれらのステンドグラスが設置されていた教会の名や、日本にやってくることになった事情などもわかってきました。

美しい祝福の天使や音楽の聖女、一連の聖書の物語を構成する連作パネル、そして聖母マリアの生涯を描いた9枚組のバラ窓など、見ているだけで19世紀のヨーロッパに引き込まれるような、光の空間が構成されています。

日本にいながら、イギリス各地の名工房で制作された傑作を、そこに描かれている図像の詳細な解説と共に、間近で鑑賞することが出来る美術館です。(掛川市ステンドグラス美術館 顧問 志田政人氏)

主なコレクション

館内はこんな感じ

    

…なんかこれを見て妙にトランプがしたくなったのは私だけでしょうか。
素敵なステンドグラスの世界、皆さんも堪能ください!

(マウス)

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