こんにちは。福岡県、北九州市、福岡市ときて最後は歴史が眠る街:太宰府です。こちら令和が命名されたときにその由来となった神社があるということで有名になりましたね。
(参考)新元号「令和」発祥の都 太宰府市:https://www.city.dazaifu.lg.jp/soshiki/2/2764.html
そんな太宰府市に日本で4番目の国立博物館が2005年に建てられました。いまや太宰府天満宮とワンセットで観光名所としても有名ですね。それでは早速。
このブログで紹介する美術館
九州国立博物館
・開館:2005年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県・市観光協会HPより転載)
・場所
九州国立博物館 – Google マップ
日本で4番目の国立博物館、アジア諸国との文化交流の歴史を学ぶ
・国立文化財機構に属し、東京、奈良、京都に次ぐ4番目の国立博物館として、平成17年10月16日に福岡県:太宰府の地に開館。大宰府は、「遠の朝廷(とおのみかど)」とよばれた日本古代史における重要な拠点、九州地方を統括する地であるとともに、世界との交流の歴史的な地で、地元太宰府をはじめ多くの関係者による長年にわたる物心両面の熱心な誘致活動が結び付いての開館だったとの事。
地域とともに共生・共働していく博物館だということを念頭におき、本博物館が太宰府の新しい文化的景観の形成に寄与できる存在となるよう、広く世界に向けて情報発信しているそうです。
もとより、館内は「文化交流展示室」と「特別展示室」にて展示を行っており、「文化交流展示室」では常設展示が、月に30〜50点の文化財の展示替えを行いながら常時600点程度を展示。「特別展示室」では、年に4回の特別展を開催。
本館が九州に在ることの意味を認識し「日本文化の形成をアジア史的観点から捉える」という館のコンセプトと、開館以来掲げてきた「学校より面白く、教科書より分かり易い」という目標の実現に向かって、親しみ易く楽しい九州国立博物館への道筋を歩みつづけられています。
主なコレクション
縄文人、海へ(250万年前〜紀元前400年)
※関東の土器(伝茨城県下妻出土)
※中部の土器棺(静岡県仲道A遺跡出土)
※マツ科トウヒ属の樹木(大分県本匠大字山部出土)
稲づくりから国づくり紀元前(400年〜西暦663年)
※八区袈裟襷文銅鐸
※馬形埴輪(伝茨城県真鍋古墳群出土)
※細形銅戈(福岡県水城跡出土)
遣唐使の時代西暦(663年〜1192年)
※土馬(伝奈良県出土)
※双耳壺
※有蓋双耳壺(伝奈良県出土)
アジアの海は日々これ交易西暦(1192年〜1573年)
※明月記
※高麗国牒状写断簡及按※
※妙法聖念処経(足利尊氏願経)
丸くなった地球近づく西洋西暦(1573年〜1853年)
※豊臣秀吉朱印状
※豊臣秀吉朱印状
※豊臣秀吉領知宛行状
その他
※色絵松竹梅文瓶子(重要文化財)
※彩陶双耳壺(中国甘粛省ないしその周辺出土)
〇九州国立博物館収蔵品ギャラリー:https://collection.kyuhaku.jp/gallery/
体験型展示室「あじっぱ」
・親子で多様な文化や歴史を体験できる空間。ワークショップを自由に選んで遊べるそうです。
〇あじっぱ紹介:https://www.kyuhaku.jp/exhibition/exhibition_info04.html
博物館紹介ムービー アーカイブ
「楽しかぁ!!九博プラン」
・最後に、九州国立博物館が新たに制定した「楽しかぁ!!九博プラン」をご紹介して終わりたいと思います。九州国立博物館では、アジア、そして世界へ開かれた未来志向の博物館への革新を目指して、新時代プラン『九州国立博物館「楽しかぁ!!九博プラン」』を策定しています。
これは、太宰府は古来より我が国とアジアの交流の拠点として栄えたことに加え、新元号「令和」ゆかりの地として、またアジアの玄関口としての九州の役割を考えたことが発端となっています。
九州唯一の国立博物館として、新時代プランに基づき、来館者のニーズに応じた機能の刷新を行い、地域に一層愛されるとともに、アジア、そして世界に開かれた博物館への革新に挑戦していかれるそうです。
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