こんにちは。今日から2館、いわゆる絵画を展示する美術館とは離れて、少しおもしろい長野県のアートスポットをご紹介したいと思います。いずれも信州:松本市内にあるアート施設で、このように美術以外の幅広い分野にも力を入れられているのが長野県が人口当たりの美術館が多いゆえんかもしれません。それでは見ていきましょう。
このブログで紹介するアート施設
松本市時計博物館
・開館:2002年
・施設外観(以下画像は施設HP、県・市、観光協会HPより転載)
・場所
松本市時計博物館 – Google マップ
全国有数の古時計コレクションに動いている状態での展示
・松本まるごと博物館構想※1のもとではじめて建設されたテーマ拠点博物館。松本市立博物館の附属施設としては8館目の博物館として、全国でも有数の古時計コレクションにより、市民の皆さんはもとより、観光で松本を訪れた方々の触れ合いの場としての機能を発揮できるにふさわしい博物館としてHPでは紹介されています。(私も詳しくない館もあるということで、いつもHPから転載をしているのですがいきなり注釈が出てくる紹介文ってなかなか無いのである意味で面白かったです)
※1…平成12年(2000年)、松本市が策定した構想。市域全体を屋根のないひとつの博物館として、自然、文化、生活に関わるすべてのモノ=資産を博物館の資料ととらえ、市民全員が学芸員として博物館を支えることをめざすもの。
コレクションの軸は、古時計の研究者であり技術者でもあった本田親蔵氏(1896〜1985)が、生涯をかけて収集した貴重な和洋の古時計の数々で、昭和49年(1974年)に人びとに永く親しんでいただきたいと願い松本市へ寄贈。その後、市民からの寄贈のあった時計もコレクションも加わり、より充実した内容を図るため2002年に開館。
(本田親蔵氏…こんな方のようです)※画像は来館者Twitterより
博物館の最大の魅力はは、約110点の時計をできる限り動いている状態で展示していること。さらに、幅広い年齢層に向けて、オリジナルアニメーションをはじめとした映像をふんだんに取り入れ、時計と関係の深い蓄音機とSPレコードの鑑賞コーナーも設け休日にはミニコンサートも開催。
日本一の大きさを誇る振子型時計をシンボルとした松本市時計博物館は、松本市の新しいランドマークとして定着しつつあり、博物館HPには「小さな、街のなかの博物館ですが、訪れる皆さんに大きな感動を呼ぶ博物館でありたい」と書かれてあります。
館内の様子
1階展示室
・「時計の進化」をテーマに映像・音響・照明等の最先端の展示手法を活用し、時計が庶民に広まっていった様子を紹介されています。
2階展示室
・「華麗なる古時計の世界」をテーマに、豊富な古時計コレクションをコーナー別に紹介。可能な限り動いた状態での展示をめざされており、古時計のカチ、カチというセコンドの音や、時報など古時計の音も楽しみことができます。
企画展示室
グッズショップ&オリジナル時計
・個人的に気になったのはこれです。館オリジナルの懐中時計や腕時計を購入することができるそうです。
→スマートフォン全盛の時代で時計の存在意義が薄れてきている昨今、このようなあえてゼンマイ仕掛けの味のある時計に触れてみるのもまた新しい発見があるかもしれません。皆さんも目と耳でぜひ時計の世界を楽しんでみてください!
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