こんにちは。先日ご紹介した岡本太郎記念館…実はここと目と鼻の先に東武財閥の創設者で、現在の武蔵大学・武蔵高等学校・中学校の創立者でもある初代:根津嘉一郎氏の邸宅を改装して建てられた美術館が存在します。
こちらは現代美術とはうって変わって、国内有数の古美術コレクションです。岡本太郎氏と初代:根津嘉一郎氏…嘉一郎氏は太郎氏がパリから帰国する1940年頃に亡くなっていますので、直接の面識はなかったかとは思いますが、嘉一郎氏の息子、二代:根津嘉一郎氏のときはお互いご近所で面識があったかもしれませんね。いずれにしろ双方ともとんでもない人が近所に住んでいると認識していたはずです。
そんな良い意味で対極にある美術館…早速ご紹介していきましょう。
このブログで紹介する美術館
根津美術館
・開館:1941年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、都、観光協会HPより転載)
→隈研吾氏の設計です。
東武鉄道の社長を務めた実業家、国宝7件・重要文化財88件を有する日本・東洋の古美術品コレクション
・東武鉄道の社長などを務めた実業家・初代根津嘉一郎(1860~1940)が蒐集した日本・東洋の古美術品コレクションを保存、展示するためにつくられた美術館。
山梨県に生まれた初代嘉一郎氏、若い頃から古美術品に関心を寄せていました。明治29年(1896)東京に本拠を移すと、実業家、政治家として腕を振るい、また教育界にもその活躍の場を広げるかたわら、茶の湯にもいそしむようになったことで美術品の蒐集にはさらに拍車がかかります。そして、それらのコレクションを単に秘蔵するのではなく、「衆と共に楽しむ」ことが初代嘉一郎氏の想いだったようです。
その遺志を継いだ二代根津嘉一郎が、昭和15年(1940)に財団を創立、翌年根津美術館が開館。昭和20年、戦災で展示室や茶室などその大部分を焼失するも、昭和29年に美術館本館を再建、昭和39年には増築を行い、平成3年(1991)には創立50周年記念事業としてさらに増改築を行いました。
そして、現館長・根津公一のもと、平成18年より3年半をかけた新創工事にて、3つの倉庫と新たな展示館(本館)を建設にいたっています。
なお、美術館のロゴデザインは伝統をふまえながら現代を生き、さらに未来にむかう根津美術館のイメージをもとに制作されたものだそうです。中国漢時代の碑文から採字した隷書体の館名と、英語のNEZU MUSEUM、そして頭文字のNとMを意匠化したシンボルマーク、本館が収蔵する「燕子花図」をはじめとする屏風や、健やかに伸びる竹のイメージが重ねられています。ドイツ人デザイナー、ペーター・シュミット氏によって制作されたこのロゴマークは、世界的にすぐれたデザインに贈られるレッド・ドット・デザイン賞を受賞しています。
コレクションについて
・コレクションは昭和15年の財団設立当時4,643点でスタート、現在は8,000件に迫り、そしてこのうち国宝が7件、重要文化財が88件、重要美術品が95件と国内屈指のコレクションを形成しています。コレクションの大部分は、初代根津嘉一郎の旺盛な蒐集の成果で、蒐集の対象は、日本・東洋古美術の広いジャンルにわたり、コレクションの幅の広さにつながっています。また晩年、自ら青山と号して茶の湯をたのしむなかで集めた茶の道具の数々も、コレクションの重要な柱です。
書蹟
国宝
重要文化財
その他
絵画
国宝
→国宝の絵画は皆さん国宝展などで一度見たことがある方もいらっしゃるかもしれませんね。
重要文化財
その他
彫刻
重要文化財
その他
金工・武具
重要文化財
その他
陶磁
重要文化財
その他
漆工
重要文化財
その他
木竹
染織
考古
重要文化財
その他
(参考)東武鉄道 年表
・では最後に、恒例の美術館の母体となった東武財閥(根津財閥)の主要会社である東武鉄道の歴史¥(年表)を記載して終わりにしたいと思います。
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・1895年(明治28年)4月6日:創立願い。
・1896年(明治29年) 6月22日:仮免状下付。10月16日:創立総会開催。役員の選任(専務取締役・末延道成、取締役・今村清之助、南条新六郎、原六郎、渡辺洪基)。
・1897年(明治30年) 9月3日:本免許状下付(北千住 – 足利間)。11月1日:企業創立(登記完了)。
・1899年(明治32年)8月27日:初の路線で現在の伊勢崎線となる北千住駅 – 久喜駅間開業。
・1905年(明治38年):営業不振により、根津嘉一郎(初代)を初代東武鉄道社長に迎える。
・1906年(明治39年) 3月16日:帝国議会の衆議院で鉄道国有法案が可決され、東武鉄道が官設鉄道による買収対象となる。 3月25日:貴族院での修正可決案で東武鉄道が買収対象から除外され、同法がこの内容で公布された結果、東武鉄道は存続。
・1912年(明治45年)3月30日:現在の佐野線を運営していた佐野鉄道を合併。
・1913年(大正2年)3月:現在の桐生線を運営していた太田軽便鉄道を合併。
・1920年(大正9年)7月22日:現在の東上本線を運営していた東上鉄道と対等合併。存続会社は東武鉄道。
・1923年(大正12年)9月1日:関東大震災により被災。
・1927年(昭和2年)10月1日:後の伊香保軌道線(1956年廃止)を東京電燈から買収(9月26日許可)。
・1929年(昭和4年) 10月1日:日光線全通。日本全国に先駆けて、電車による100km以上の長距離運転を実施。10月10日:臨時で日光特急運転開始。
・1931年(昭和6年) 5月25日:浅草雷門駅(現・浅草駅)に乗り入れ。根津の支援を受けて早川徳次が1927年に開業させていた東京地下鉄道(帝都高速度交通営団→東京地下鉄〈東京メトロ〉の前身)の銀座線と接続。 8月11日:宇都宮線開業。 11月1日:浅草駅の駅ビルに松屋入店。これは1920年(大正9年)11月1日に阪神急行電鉄(現・阪急電鉄)梅田駅に開店した白木屋、1928年(昭和3年)12月18日に池上電気鉄道(現・東急池上線)五反田駅の白木屋に続き、日本全国で3番目のターミナルデパートとなる。 12月20日:震災復興などを理由に建設が遅れていた西板線のうち、西新井駅 – 大師前駅間が先行開業。その後、上板橋駅までの全線開業を断念し、同区間は大師線となる。
・1933年(昭和8年)10月27日:傍系バス会社として毛武自動車(東武バスの前身)が設立される。
・1934年(昭和9年)4月1日:川越地区で直営バス事業開始。
・1936年(昭和11年)9月8日:毛武自動車が東武自動車に社名変更。
・1937年(昭和12年)1月10日:現在の小泉線を運営していた上州鉄道を合併(1月9日許可)。
・1938年(昭和13年) 4月17日:本社社屋が完成。 8月:陸上交通事業調整法が施行。東武鉄道が北関東地域における統合主体となる。
・1939年(昭和14年)6月1日:東武自動車が東武鉄道の直営バス事業を継承してバス事業を一元化。
・1941年(昭和16年)7月:根津嘉一郎(初代)の逝去を受け、根津嘉一郎(2代目)が第2代東武鉄道社長に就任。1994年(平成6年)6月まで社長職を続け、東京証券取引所上場企業の中では、史上最長期間(52年12か月)の社長職を務める。
・1943年(昭和18年) 5月1日:現在の鬼怒川線を運営していた下野電気鉄道を合併(4月30日許可)。7月1日:現在の越生線を運営していた越生鉄道を合併(6月10日許可)。
・1944年(昭和19年)3月1日:現在の野田線を運営していた総武鉄道を合併。
・1945年(昭和20年) 3月10日:太平洋戦争下の東京大空襲により浅草地区を中心とした伊勢崎線沿線が被災。 4月13日:城北大空襲により池袋地区を中心とした東上本線沿線が被災。東武堀之内駅(1951年に北池袋駅として復活)と金井窪駅が廃止。
・1946年(昭和21年)3月25日:敗戦後の日本を占領統治した連合国軍最高司令官総司令部(GHQ)の鉄道司令部(RTO)の指令により、啓志線全線が開通。連合軍専用列車を運行。
・1947年(昭和22年)5月31日:後の日光軌道線を運営していた日光軌道、傍系のバス会社である東武自動車を合併。
・1948年(昭和23年)8月6日:連合軍専用列車の一部を開放する形で日光・鬼怒川特急運転開始。「華厳」・「鬼怒」(現・「けごん」・「きぬ」)と命名。私鉄による特急列車運行は近鉄特急に続いて日本全国で2番目。
・1949年(昭和24年) 2月1日:特急が毎日運行になる。 4月3日:東上本線寄居駅から秩父鉄道秩父本線への旅客列車乗り入れ開始。 5月:東京証券取引所市場第一部に上場。
・1950年(昭和25年)10月5日:日光普通索道線 (0.3km) が開通。路線総延長が東武史上最長の591.6kmを記録。
・1952年(昭和27年)4月:特急列車を自由定員制から座席指定制に変更。
・1955年(昭和30年)7月2日:東武鉄道最初の夜行列車として不定期列車「日光山岳夜行」が運転。
・1956年(昭和31年):桐生線新大間々駅(現・赤城駅)から上毛電気鉄道上毛線に乗り入れる急行「じょうもう」運転開始(1963年まで)。
・1959年(昭和34年) 4月1日:東上線で蒸気機関車の運転を廃止。 7月1日:矢板線廃止。
・1960年(昭和35年)10月:「デラックスロマンスカー(DRC)」と呼ばれた1720系が日光・鬼怒川特急に就役。日光観光を巡り、日本国有鉄道(国鉄)との熾烈な市場獲得競争を繰り広げる。
・1962年(昭和37年)5月31日:伊勢崎線が帝都高速度交通営団(現・東京メトロ)日比谷線と相互直通運転開始。
・1966年(昭和41年)7月1日:本線で蒸気機関車の運転を廃止。
・1967年(昭和42年)6月27日:踏切支障報知装置を設置。
・1968年(昭和43年) 2月25日:日光軌道線廃止により、軌道路線が全廃となる。 4月1日:自動列車停止装置が一部使用開始。 11月1日:東武鉄道初の賃貸マンション「竹の塚ステーションビル」が完成。
・1969年(昭和44年)7月1日:電話交換機を全自動化。
・1971年(昭和46年)6月17日:東武鉄道初の分譲マンション「東武西新井サンライトマンション」が完成。
・1972年(昭和47年)7月11日:伊勢崎線・東上線において冷房車の営業運転を開始。
・1973年(昭和48年)9月1日:本線全変電所において遠隔集中制御が開始。
・1974年(昭和49年)7月2日:伊勢崎線北千住駅 – 竹ノ塚駅間複々線化。関東私鉄として初めての複々線となる。
・1979年(昭和54年)1月8日:鉄道運賃改定を実施し、対キロ区間制を導入。
・1981年(昭和56年) 3月28日:東武動物公園が開園。 4月29日:全ての乗合バスをワンマン運転化。
・1983年(昭和58年) 6月1日:熊谷線廃止。これにより非電化区間が消滅。 7月21日:荷物電車の運転を廃止。
・1985年(昭和60年) 10月22日:東上本線所属車両が全車両冷房車となる(有楽町線との直通運転開始後は、非冷房の営団車が乗り入れてくる)。
・1986年(昭和61年) 10月9日:鬼怒川線が野岩鉄道会津鬼怒川線と相互直通運転開始。 12月27日:スノーパル23:50(現・23:55)の運転を開始。 12月31日:東武鉄道のバス路線廃止により、群馬県館林市が当時日本で唯一「路線バスが存在しない市」となる。
・1987年(昭和62年)8月25日:東上本線和光市駅 – 志木駅間複々線化。帝都高速度交通営団有楽町線と相互直通運転開始。
・1988年(昭和63年) 5月18日:特定都市鉄道整備事業の導入に伴い、鉄道運賃改定を実施。初乗旅客運賃を大人100円とする。北千住駅 – 北越谷駅間に特別加算運賃(10円)を設定。 6月1日:とーぶカードを発行開始。
・1989年(平成元年) 4月1日:消費税導入に伴う鉄道・バスの運賃改定を実施。 5月20日:伊勢崎線東向島駅高架下に東武博物館が開館。
・1990年(平成2年)6月1日:100系が日光・鬼怒川特急に就役。「スペーシア」の愛称が与えられる(列車名は「スペーシアきぬ」「スペーシアけごん」)。
・1991年(平成3年)11月20日:鉄道運賃改定を実施。初乗旅客運賃を大人110円とする。
・1992年(平成4年)4月1日:東上本線の秩父鉄道秩父本線への定期旅客列車の乗り入れが廃止。
・1993年(平成5年) 4月24日:東武ワールドスクウェアが開園。 10月16日:本線に新電力システムを使用開始。
・1994年(平成6年)6月:根津嘉一郎 (2代目)が東武鉄道会長職に退き、内田隆滋が第3代東武鉄道社長に就任。
・1995年(平成7年) 8月11日:志木駅において初めて冷暖房付きホーム待合室を設置。 9月1日:鉄道運賃改定を実施。初乗旅客運賃を大人130円とする。時差回数乗車券と土・休日割引回数乗車券発売開始。 10月1日:自動券売機で普通・時差回数乗車券の発売開始。 1996年(平成8年) 4月30日:東武本線の冷房率が100%となる。 8月1日:公式サイトを開設。
・1997年(平成9年) 3月25日:伊勢崎線北千住駅の大規模改良工事、草加駅 – 越谷駅間の連続立体交差化と複々線化が完成、日本の私鉄最長の複々線区間となる。 4月1日:消費税率引き上げに伴い、鉄道運賃改定を実施。 12月28日:特定都市鉄道整備事業の期間満了に伴い、鉄道運賃改定を実施。初乗旅客運賃を大人140円とする。北千住駅 – 北越谷駅間に設定されていた特別加算運賃を廃止。
・1998年(平成10年)10月30日:社史『東武鉄道百年史』を発行。
・1999年(平成11年)6月:内田隆滋が社長職を辞職。根津嘉澄が第4代東武鉄道社長に就任。
・2000年(平成12年) 6月29日:ストックオプション制度を導入。 10月14日:共通乗車カード「パスネット」導入(東武鉄道の符丁はTB)。フェアスルーシステムを導入。
・2001年(平成13年) 4月1日:東上線運行管理システムを使用開始。 11月20日:電子メールによる会員制情報サービス「102@Club」(いちまるにアットクラブ)開始。
・2002年(平成14年) 9月30日:バス事業本部を廃止。翌10月1日よりバス事業を資産管理会社の東武バス、運行会社の東武バスセントラル・東武バスウエスト・東武バスイースト・東武バス日光の4社に譲渡。 11月1日:「会社創立105周年記念 特急・急行料金値下げキャンペーン」を11月30日まで実施。
・2003年(平成15年) 3月19日:伊勢崎線にて帝都高速度交通営団半蔵門線・東京急行電鉄田園都市線と相互直通運転開始。 5月1日:全駅で終日禁煙を実施。 6月1日:施設・設備の維持補修および保守業務を東武エンジニアリングに委託。 8月1日:69駅における駅業務、構内営業等の業務を東武ステーションサービスに委託。 9月30日:日本大手私鉄で唯一残存していた貨物営業を廃止(実質的な最終貨物列車はこの年の8月2日、北館林荷扱所 – 久喜駅間の石油輸送列車1往復)。
・2004年(平成16年) 4月1日:南栗橋車両基地に工場棟が完成。保守業務を東武インターテックに全面委託。 5月1日:団体割引の最少適用人員を引き下げ。特急料金の団体割引適用を開始。 8月1日:新桐生駅において初めてパークアンドライドサービスを開始。
・2005年(平成17年) 3月20日:特定都市鉄道整備事業計画の期間満了に伴い、定期運賃のみ旅客運賃改定を実施。 4月1日:名古屋鉄道の一部路線廃止により同社の路線総延長が東武鉄道を下回ったため、路線総延長がJR以外の私鉄第2位となる。 9月29日:伊勢崎線竹ノ塚駅構内第37号踏切が自動化。これにより手動式踏切が消滅。 ・2006年(平成18年) 3月18日:日光線と東日本旅客鉄道(JR東日本)宇都宮線(東北本線)と相互直通運転する特急「日光」「きぬがわ」「スペーシアきぬがわ」を新設。大手私鉄で唯一残存していた東武本線における有料の「急行」が「特急」に統合。「区間快速」を新設。半蔵門線直通列車の「通勤準急」を「急行」に、浅草駅および北千住駅発着の「準急」を「区間急行」に種別名を変更。 4月24日:東武鉄道お客さまセンターを開設。 11月1日:主要6駅に自動体外式除細動器(AED)を設置。
・2007年(平成19年) 3月18日:ICカード乗車券「PASMO」を導入。同時にJR東日本などが発行するICカード乗車券Suicaと相互利用を開始。通過連絡運輸(JR東日本 – 東武 – JR東日本)を全廃。(その後、連絡定期券に限り復活[30]) 8月1日:遺失物検索システムを運用開始。 10月1日:鉄道事業部門に管区制を導入。
・2008年(平成20年) 2月14日:遅延証明書を公式サイトでも発行するサービスを開始。 3月14日:自動改札機でのパスネット利用を終了。 6月14日:東上本線が東京メトロ副都心線開業に伴い同線と相互直通運転開始。「特急」を廃止し、座席定員制ライナー列車「TJライナー」と「快速急行」を新設。 7月14日:業平橋駅地平ホームの跡地に、東武鉄道・東武タワースカイツリー株式会社による電波塔「東京スカイツリー」を着工。 9月29日:「102@Club」(いちまるにアットクラブ)終了。 11月1日:会社創立111周年に際し、駅係員・乗務員の制服を一新。 11月11日:「特急券チケットレスサービス」「運行情報メールサービス」開始。伊勢崎線・日光線系統の特急券が対象。販売窓口を経由せずに購入・乗車が可能になる。
・2009年(平成21年) 1月1日:池袋西口駐車場を吸収合併。 9月15日:本線の電気指令が北春日部に移転。 9月18日:新本社ビル「東武館」竣工。 10月1日:本線の運転指令・営業指令が北春日部に移転。 11月1日:本社事務所を東京都墨田区押上一丁目1番2号から同区押上二丁目18番12号に移転。 11月20日:野田線運行管理システムを使用開始。
・2010年(平成22年) 3月24日:全線の踏切に踏切支障報知装置を設置。 11月:電報略号を廃止。
・2011年(平成23年) 3月11日:東日本大震災により被災。全線が不通になるも、翌12日中に運行再開。東京メトロ日比谷線・有楽町線・半蔵門線との相互直通運転も中止されたが、それぞれ3月26日・4月1日・4月2日に再開。 7月:CIロゴを使用開始。ただし、従来から使用されている円形の社紋も残る(社紋・ロゴを参照)。
・2012年(平成24年) 3月17日:伊勢崎線浅草駅・押上駅 – 東武動物公園駅間の路線愛称名「東武スカイツリーライン」使用開始。全線全駅に駅ナンバリングを導入。 5月22日:東京スカイツリーをはじめとした東京スカイツリータウンが開業。前年制定したCIロゴの自社車両(主に特急スペーシア・9000系電車・10000系電車・20000系電車・30000系電車)への使用が本格化する。 10月17日:佐野線葛生駅南側の貨物ヤード跡地で、東武鉄道・東武エネルギーマネジメントによる大規模太陽光発電(メガソーラー)事業を2013年夏に開始すると発表。
・2013年(平成25年) 3月16日:東上本線が、東急東横線の渋谷駅 – 代官山駅間の地下化工事の完成により東京メトロ副都心線を介して東急東横線・横浜高速鉄道みなとみらい線との相互直通運転を開始。 3月23日:Kitaca・manaca・TOICA・ICOCA・PiTaPa・nimoca・はやかけん・SUGOCAが交通系ICカード全国相互利用サービス開始により利用可能になる。 6月15日:野田線に60000系電車を導入。
・2014年(平成26年)4月1日:野田線の路線愛称名「東武アーバンパークライン」使用開始。消費税率引き上げに伴い、旅客運賃改定。切符購入時の初乗旅客運賃を大人150円、ICカード利用時の初乗旅客運賃を大人144円とする。
・2015年(平成27年) 1月31日:東上本線の川越市駅 – 小川町間に自動列車制御装置(ATC)を導入。 6月13日:東上本線の和光市駅 – 川越市駅間にATCを導入。 7月1日:東上業務部を廃止。 9月26日:東上本線の池袋駅 – 和光市駅間にATCを導入。池袋駅 – 小川町駅間にATC導入完了。
・2016年(平成28年) 3月26日: 地下鉄副都心線・東急東横線・みなとみらい線直通列車を東上本線内で急行として運転開始。東上本線・副都心線内急行、東急東横線・みなとみらい線内特急として運転される列車の愛称を「Fライナー」とする。 野田線(アーバンパークライン)で急行を運転開始。
・2017年(平成29年) 4月21日:伊勢崎線・日光線・鬼怒川線・野田線特急で500系「リバティ」運行開始(列車名称:「アーバンパークライナー」・「スカイツリーライナー」・「リバティ会津」「リバティけごん」・「リバティきぬ」・「リバティりょうもう」)。浅草駅発着の「快速」と「区間快速」を廃止し、南栗橋発着の「急行」と「区間急行」に種別名を変更。 8月10日:鬼怒川線で「SL大樹」運行開始。
・2019年(平成31年、令和元年) 2月12日:東上本線でラッピング車両「池袋・川越アートトレイン」を運行開始。 3月16日:東上本線で「川越特急」運行開始。これに合わせ、川越駅、川越市駅において、特別発車メロディーを追加。 10月1日:消費税率引き上げに伴い、旅客運賃改定。切符購入時の初乗旅客運賃を大人150円、ICカード利用時の初乗旅客運賃を大人147円とする。
・2020年(令和2年) 4月25日:新型コロナウイルス感染症の流行状況から、一部の特急を6月5日まで運休。 6月6日:伊勢崎線に座席定員制ライナー列車「THライナー」を新設。 11月1日:東武グループ共通の新たなポイントプログラム「TOBU POINT」を導入。 11月:東武鉄道が創立123周年を迎え、SL事業の転換期を迎えることと、さらなる飛躍を車両番号で表現することを意味して「C11 123」と命名。 2021年(令和3年) 8月2日:企業向けの有料手回り品料金制度を導入。 9月30日:普通回数券の販売を終了。 10月1日:(モバイル)PASMOとTOBU POINTアプリの組み合わせによる普通運賃のポイント還元制度「トブポマイル」を開始。 10月17日:「DL大樹展望車お披露目ツアー」で運行を開始。 11月4日:「DL大樹展望車」運行開始。 12月24日:蒸気機関車C11 123の復元が完了し、組み上がった車体のお披露目と火入れ式が執り行われる。
・2023年(令和5年) 3月18日:東上本線が、東京メトロ副都心線を介して東急東横線・東急新横浜線経由で相鉄線との相互直通運転開始。
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