こんにちは。今日ご紹介する美術館、都内から近いこと、また企画展も話題性の高いものを用意していることから私も学生時代含め何度も足を運んだことのある美術館です。こちら3年に一度開催される「横浜取トリエンナーレ」の主会場としても有名です。それでは早速。
このブログで紹介する美術館
横浜美術館
・開館:1989年 ※2021年より大規模改修工事中で休館中です。2023年に再開予定。
・美術館外観(以下画像は美術館HP、市観光協会HPより転載)
→日本を代表する建築家、故・丹下健三氏により設計されました。
1859年の横浜開港以降の美術に焦点、日本における写真発祥の地、アトリエでの創作活動が特色
・近・現代美術の鑑賞と市民の創造活動に寄与し、豊かな市民文化の形成に役立つことを目標に、1989年に開館。国際的な港町、横浜にふさわしい美術館として、1859年の横浜開港以降の美術に焦点をあて、作品の収集に努め、展覧会を開催しています。迫力のあるシンメトリーな外観と、吹き抜けの開放的なグランドギャラリーが特徴。7つの展示室を有し、11万冊を超える蔵書がある美術情報センター、市民や子どもたちへの創造支援、多彩なワークショップを行っています。中でも写真は、日本における写真発祥の地のひとつ、横浜ならではの優れたコレクションを形成。国際的港湾都市、横浜にふさわしい美術館として、開港以降の近・現代美術に力を入れている他、年間を通じて、約1万3千点の所蔵品からテーマごとに展示を行うコレクション展、多彩な企画展を開催しています。
主なコレクション
・ダリ、マグリット、セザンヌ、ピカソなどの作家や幕末明治以降の横浜にゆかりの深い作家の作品など、約13,000点の19世紀後半から現代にかけての国内外の美術作品を、幅広く所蔵。また、横浜が日本における写真発祥の地のひとつであることにちなみ、写真コレクションの充実も図っているそうです。これらの所蔵作品は「横浜美術館コレクション展」で紹介・展示されています。
→詳しくはこちらURLからご参照下さい。(西洋画、日本洋画、日本画、版画、写真・映像、彫刻、工芸の区分に分けて収蔵されています)
〇https://yokohama.art.museum/collection/collection.html
また、「オンラインで楽しむ横浜美術館」と題し、コロナ禍時代のオンラインプログラムも展開されています。(https://yokohama.art.museum/online/index.html)
・館長挨拶(2020年4月)
・「美術館の裏側-作品の大移動」
→「オンラインで楽しむ横浜美術館」では、横浜美術館の紹介動画だけではなく、収蔵作家によるアーティスト・トークや学芸員・エデュケーターによる作品解説、コレクション展紹介、技法や絵画1点ごとの見どころ紹介、企画展、New Artist Picks(若手作家を紹介する小企画)、横浜トリエンナーレなど多彩な展示内容の紹介、市民が創作体験を通して美術に親しむ専門施設「アトリエ」の紹介、美術情報センターの司書による蔵書の紹介など幅広く豊富な動画をアーカイブされています。
(参考)横浜市芸術文化振興財団のコメント ※抜粋
・最後に、横浜美術館の運営元である横浜市芸術文化振興財団のコメントが素晴らしく感心させられましたので、それを掲載して終わりたいと思います。
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・美術館とは、相反する特質を共存させながら、それぞれの専門性を発揮して、美術の存在意義を伝えてゆく機関です。貴重な作品を適切な状態で維持管理し、次世代に引き継いでゆく保守性、調査・研究により新たな見解や事実を探り後世に伝えてゆく記録性、新しい表現を紹介しつつ多様な価値の創造に寄与する実験性、想像力や創造力を引き出す美術の魅力を多くの方々に伝えるための柔軟性、そして美術館活動全般を支える安定した経営基盤の継続性が必要です。横浜美術館は新たなスタートに際し、発信力、教育プログラム、市民とつながるプログラム、営業力、経営基盤と人材を強化する方針を掲げました。
研究機関としての核を大切にしながらも、市民に開かれた文化拠点としての役割を果たし、国内外に発信できる魅力ある美術館として邁進いたします。
→いかがでしょう。私もこれまでいろんな美術館のご紹介をしてきましたが、ここまで美術館について考え、明確に表現されている文章は初めて見ました。
横浜市芸術文化振興財団のミッション
・以下は横浜市芸術文化振興財団のミッションです。
アートの力を信じる
・アートの多様な可能性を信じて行動する。
アートでつなぐ
・アートを通じて人・社会・時代をむすび多様な出会いとつながりを生む。
アートで拓く
・アートの多様性で新たな価値創造に挑戦し未来を拓く。
いかがでしたでしょうか、横浜美術館。幅広く多彩な取組みの陰にいろんな方々の協力の支えがあることがわかった気がします。神奈川県横浜市、ここは国内に住む多くの人が訪れた経験があるかもしれませんが、その代表的な存在ともいえる横浜美術館、ぜひ何度いっても楽しめると思いますので次回も行ってみてはいかがでしょうか。
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