水と夕日の調和、豊かな心に満ちた子どもたちの未来への架け橋となるために 島根県立美術館

アートな場所

こんにちは。今日は島根県を代表する湖、宍道湖のほとりに建つ美術館のご紹介です。島根県松江市、宍道湖は「日本の夕日百選」にも指定されるほどの夕刻の絶景スポットです。

※しまね観光ナビより(https://www.kankou-shimane.com/pickup/7023.html

そんな美しい島根の夕日と宍道湖の水面にアートが奏でる色彩を楽しめる場所が今日の美術館です。それでは早速。

このブログで紹介する美術館

島根県立美術館

・開館:1999年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県観光協会より転載)

→福岡県出身の建築家:菊竹清訓氏の設計(他、代表作にスカイハウス、出雲大社庁の舎、東光園など)。風景と一体化したような優美な建物の形態は、水面と大地をつなぐ「なぎさ」をイメージしたものだそうです。

・場所
島根県立美術館 – Google マップ

水と夕日の調和、豊かな心に満ちた子どもたちの未来への架け橋となるために

・21世紀の文化拠点として、「日本の夕日百選」にも指定される宍道湖の畔に1999年に開館した山陰最大規模の美術館。「水と調和する美術館」、「夕日につつまれる美術館」を館テーマとしており、水が描かれた作品を多数収蔵、展示。次代の主役となる島根の子どもたちにとって、芸術に触れる喜びやこの地に生きる誇りを育む場所となり、豊かな心に満ちた未来への架け橋となることをめざした活動を展開されています。

宍道湖の夕日鑑賞のため、ロビーの西側をすべてガラス張りにし、夕日観賞のために一般開放。美術館の湖畔側にはたくさんのオブジェが展示されるなど、夕日観賞に適した設計がなされています。(←夕日を来場者に楽しんでもらうため、3月~9月の閉館時間を日没後30分に設定しているそうです。ユニークですよね)

主なコレクション

・コレクションは現在7500点を超える規模にまで拡大しています。HP掲載されていた主な作品群をこちらでもご紹介しておきます。

水を画題とする絵画

ギュスターヴ・クールベ、クロード・モネ、葛飾北斎、菱田春草など

日本の版画

歌川広重、葛飾北斎、橋口五葉、織田一磨など

国内外の写真

奈良原一高、ジュリア・マーガレット・キャメロン、森山大道、塩谷定好など

木を素材とした彫刻

澄川喜一、米原雲海、戸谷成雄、高村光太郎など

  

島根の美術(日本画、洋画、工芸)

日本画
石本正、小村大雲、落合朗風、橋本明治など

洋画
矢田清四郎、石橋和訓、草光信成、松本竣介など

→松本俊介、覚えていますか?群馬県の大川美術館でご紹介しました。奥さんの郷里が島根県で夫婦のお墓は島根県に眠っているそうです。島根と群馬…意外なところでつながっています。

工芸
永原雲永、土屋雲善、勝軍木庵光英、河井寬次郎など

  

多彩な作品

洛中洛外図(作家不明)、伊藤若冲、ラファエル・コラン、岸田劉生など



 

屋内外の彫刻

清水九兵衞、オーギュスト・ロダン、籔内佐斗司など

北斎コレクション

  

〇作品の解説など、更に詳しい情報を得たい方はコチラ:
https://www.shimane-art-museum.jp/collection/

 

→いかがでしょうか。山陰エリアを代表する公立美術館。コレクションの数も全国の他館に負けていない数を誇ります。中でも、「水を画題とする絵画」をコレクションされているのはユニークですね。個人的には北斎コレクションが充実しているのが印象的でした。なお、収蔵品のデータベースは以下からも検索可能ですので、より気になる方はぜひ検索ください。
〇島根県立美術館所蔵品データベース:http://jmapps.ne.jp/shimane_art_museum/

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