こんにちは。
昨日の東京オペラシティアートギャラリーに続いて今日も初台、隣接する美術館です。
こちら日本の電話事業100周年記念として開館、科学技術と芸術文化…アートとサイエンスの複合領域、情報の交流拠点(センター)として機能しています。本ブログではなかなか現代美術の中でも「メディアアート」の分野はあまりご紹介できていなかったですが、今日ご紹介の美術館はそんなメディアアート分野にも造詣が深い美術館としても有名です。それでは早速みていきましょう。
このブログで紹介する美術館
NTTインターコミュニケーション・センター [ICC]
・開館:1997年
・美術館外観(以下画像は美術館HP、都、観光協会HPより転載)
・場所: NTTインターコミュニケーション・センター [ICC] – Google マップ
日本の電話事業100周年記念として開館、「コミュニケーション」をテーマに科学技術と芸術文化の対話を感じる空間
・日本の電話事業100周年(1990年)の記念事業として,1997年4月19日,東京/西新宿・東京オペラシティタワーにオープン。NTT東日本が運営する文化施設。「コミュニケーション」というテーマを軸に科学技術と芸術文化の対話を促進し、豊かな未来社会を構想してくことを目的に運営。また、こうした対話を通してアーティストやサイエンティストを世界的に結び付けるネットワークや,情報交流の拠点(センター)となることも目指しています。
(補足情報)
・ICCの基本構想の検討は1990年にスタートしており,施設オープンまで8年近い歳月を要しています。この間、ICCはアート&サイエンスにかかわる多くのイベントを行なってきたほか、情報発信のための機関誌「InterCommunication」を2008年まで発行していました。オープン以来展覧会活動では、ヴァーチャル・リアリティ(VR)やインタラクティヴ技術などの最先端テクノロジーを使ったメディア・アート作品を紹介してきており、従来の形式や分類を超えた企画展を開催しています。 また、作品展示にとどまらず、ワークショップ・パフォーマンス・シンポジウムあるいは出版といった様々なプログラムを通じ、従来の枠組みにとらわれない実験的な試みや新しい表現、コミュニケーションの可能性について紹介しているのが特徴です。
季刊 InterCommunication(インターコミュニケーション)
主な取組内容
メディア環境の多様性を伝える作品展示
・メディア・アート作品の長期展示に加え、現代のメディア環境における多彩な表現を紹介。
アーティストの発想や考えに触れるイヴェント
・展覧会会期中に展示作品への理解を深めることを目的とした出品作家によるアーティスト・トークやパフォーマンスが開催。また,「オープン・サロン」として、国内外のアーティストや有識者などのゲストによるトーク・イベントやパフォーマンス、特定のテーマのもとで議論を行なうシンポジウムなども開催され、ジャンルを超えた交流の場となっています。これらのイヴェントはインターネット中継も行なわれています。
幅広い層に向けた教育普及活動
・子どもから学生、社会人まで幅広い層に向けた教育普及活動を実施。学芸スタッフが展示作品について解説する「ギャラリーツアー」、子どもたちを主な対象として開催される「キッズ・プログラム」、アーティストが講師を務める「ワークショップ」、さまざまなメディア事象について考察する「研究会」などを通して現代のメディア環境に対する理解を深めています。
ICCの多彩な活動を記録したアーカイヴ
・所蔵するヴィデオ・アート作品「HIVE」やアーティスト・科学者・建築家・批評家などのインタビュー、過去の展示・シンポジウム・トーク・ライヴ・イベントなどを視聴することができる映像アーカイブを保存。これらは5Fに設置された視聴端末や、「HIVE」のウェブサイトで閲覧可能。また,ポッドキャストやブログ、ウェブ・プロジェクトなどのオンライン活動を通じてICCの多彩な活動を記録するとともに最新情報の発信を行なっています。
〇チャンネルICC(作家インタビューーのポッドキャストやスタッフによるブログなど):https://www.ntticc.or.jp/ja/channel-icc/
館内の様子
→いかがでしょう。雰囲気も含め、随分と先進的、テクノロジーを感じる施設ですよね。実際、私もいつもここにくると思うのですが、このICCは開館から20年以上経過しているとは思えないほどの設備とメディア芸術の宝庫で、いつ行っても未来感を味わいながら帰路についています。(とともにとんでもなくお金がかかっているんだろうなと現金なことも考えながら…)
もちろん、美術としてのインパクトやこれがアートなのかサイエンスなのか、はたまたテクノロジーの見本市なのかよく分からないという批判もあるのは承知していますが、一方でこういうお金はかかるけれども今ある最先端の技術でどんな表現ができるのか限界に挑むような施設は(日本で1,2館くらいは)その役割も重要なのではないかと感じています。美術に造詣の深い方ほど、ICCのような場所へ足を運んでいただき、これからのアートの未来について内外で多く発信していただければと個人的にも考えています。
皆さんも是非、初台に行った際は、日本において稀有なギャラリー2館(オペラシティ&ICC)へ足を運んでみて下さい。(すいません…いつもの美術館母体紹介…NTT…正確には東日本ですが、なんかこまっかい年表しかなかったのでとりあえずWikipedia貼り付けて先に進みます。またいいのあったら更新しておきます)
(NTT東日本 詳細)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%9D%B1%E6%97%A5%E6%9C%AC%E9%9B%BB%E4%BF%A1%E9%9B%BB%E8%A9%B1
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