さて、栃木県、県庁所在地は他県の特に関東圏に住んでいない方は油断すると間違います。
そう、宇都宮市です。栃木市ではありません…が、この栃木市、素敵な美術館をもっています。(でも逆にあまり知られていませんが、栃木市にも県庁が置かれていた時期があるのですよ。詳しくはコチラhttps://web.quizknock.com/tochigi-city)
では早速、栃木市の方の美術館を。(今日は2本立てです)
このブログで紹介する美術館
とちぎ蔵の街美術館、栃木市立美術館
・開館:2003年(とちぎ蔵の街美術館)、2022年(栃木市立美術館)※今年!11月Open予定
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県観光協会HPより転載)
<とちぎ蔵の街美術館>
<栃木市立美術館>
・場所
<とちぎ蔵の街美術館>
とちぎ蔵の街美術館 – Google マップ
<栃木市立美術館>
栃木市立美術館 – Google マップ
→あ、ごめんなさい。今更ながら、なぜ両館を併記しているかというと、今年2022年にオープンする栃木市立美術館に蔵の街美術館の方の収蔵品は統合され、蔵の街美術館はあらたに市民ギャラリーとして働きが変わるそうだからです。地図上も両美術館が隣接しています。
巴波川の交易で栄えた「蔵の街」で出会うアート体験
・栃木県栃木市。ここは「蔵の街」として知られているそうです。巴波川(うずまがわ)が流れるこの地域は、江戸時代からこの川を利用した交易で栄えた街。この街には、今でも江戸時代から残る歴史的な建造物が数多く残されています。街を散策すると、まるでタイムスリップをしたかのような気分に。あちこちに残る古い商店などを発見することができます。
※栃木市観光協会HPより
更に詳しく知りたい方はコチラ:
・「栃木県で小江戸を満喫♪「蔵の街」を観光しよう!」https://icotto.jp/presses/3404
とちぎ蔵の街美術館 概要
・とちぎ蔵の街美術館は、およそ200年前に建てられた土蔵3棟を改修、2003年に開館。江戸時代の豪商の土蔵で、飢饉のときにはここから銭や米を拠出したことから通称「おたすけ蔵」として市民に親しまれてきたこの蔵は、栃木市に現存する多数の蔵のなかでも最古の土蔵群に属する大規模な蔵として、栃木市の歴史を見つめてきた記念碑的な建物だそう。
2021年3月31日をもって、とちぎ蔵の街美術館は栃木市立美術館開館準備のため閉館。栃木市立美術館は2022年の開館を予定しています。
栃木市立美術館のコンセプト
一方で2022年11月3日にオープン予定の栃木市立美術館。コンセプトは以下の通りです。
・とちぎの歴史・文化・芸術を、みんなで楽しみ、広め創る拠点
収蔵作家
①浮世絵師・喜多川歌麿をはじめ、明治以降に活躍した清水登之、田中一村、刑部人、鈴木賢二らの絵画
②二代飯塚鳳齋、飯塚琅玕斎らの竹工芸など市ゆかりの作家たち。
キックオフ・プロジェクト
・そんなもうすぐオープンする栃木市立美術館。開館を盛り上げていくために、「キックオフ・プロジェクト」と銘打った市民参加型のワークショップ「1トンになる タムラサトル※1」と「とちぎを藍で染める※2」を開催しているそうです。その成果を、美術館の開館と合わせてお披露目。
また、喜多川歌麿の肉筆画「深川の雪」「品川の月」「吉原の花」の高精細複製画を3年ぶりに展覧。(https://www.city.tochigi.lg.jp/site/museum-tcam/53052.html)
※1 栃木県立栃木高等学校出身の現代美術家・タムラサトル氏による市民参加型プログラム。部活動や市民の集団がそれぞれ重量測定用の秤に乗って正確に「1トン」になるプログラムを、市内6地域(栃木、大平、藤岡、都賀、西方、岩舟)で実施。その様子を記録した映像や写真は「1トンになる タムラサトル」で展示予定。
※2 かつて栃木の特産物だった藍ををテーマに、連続ワークショップ「とちぎを藍で染める」を実施。一連のワークショップに参加した“藍CREW”メンバーが種を植えた藍の葉を使い、一般参加者と一緒にたたき染めや染料を使った藍染め、市特産物のぶどうを使った染色体験などで作品を制作。それらの内容をパネルにして作品として展示予定。
ますます目が離せない、栃木「蔵の街」とそこに建つ美術館。乞うご期待です!
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