こんにちは。神奈川県箱根町、美術館多いですね。今日で3館目です。国内では温泉という一大観光地には案外美術館の数が少ないイメージですがここは違うようです。今日ご紹介する美術館はこれまでのガラスとは違い…と言っても広くとらえると立体作品という意味では共通しています。もしかしたら絵画作品は紙やキャンバスが温泉の成分で傷んでしまうため、なにかアート的なものをもってきたいと思ったときに、こういう立体の方向になったのかもしれません。(これは推測です。調べてませんが)
そんな箱根町のみならず国内においてもはじめての野外美術館ということで驚きです。早速ご紹介していきましょう。
このブログで紹介する美術館
彫刻の森美術館
・開館:1969年 ※歴史、古いです
・美術館外観(以下画像は美術館HP、県・市観光協会HPより転載)
・場所
彫刻の森美術館 – Google マップ
箱根の7万㎡の屋外展示場が舞台、国内ではじめての野外美術館
・箱根の大自然を生かして1969年に開館した、国内ではじめての野外美術館(オープンエアーミュージアム)。箱根の山々が望める7万㎡の緑豊かな屋外展示場に、近・現代を代表する彫刻家の名作約120点を常設展示。また、世界有数のコレクション319点を順次公開しているピカソ館をはじめ、室内展示場や天然温泉の足湯もあり、心豊かな憩いのひとときを過ごすことが可能です。
彫刻の森美術館 野外彫刻3つのポイント
・彫刻の森美術館では以下の3つのポイントで観覧者に楽しんでほしいとご紹介されています。(以下は美術館の説明文を掲載しておきます)
大迫力で間近で見られる野外彫刻
・野外だから大きさは規格外!散歩しながら彫刻を楽しめます。7万㎡の広大な敷地には、約120点の近・現代を代表する名作が展示されています。野外彫刻ならではの高さと重量感が私たちに迫ります。一部に柵を設けていない彫刻もあります。どんどん近づいて作家の感性を間近で楽しんでください。
四季の自然を感じながらの散策
・花、樹木、太陽…自然のすべてが彫刻を彩ります。敷地の木々や草花は山々の自然とともに、一年を通じて彫刻に彩りを添えます。その表情を心ゆくまでお楽しみください。そして、様々な角度からあなただけのフレームを切り取ってください。 春…花が咲き乱れる春は、彫刻の森が一番華やぐ季節です。まさに百花繚乱。 夏…夏の光を浴びて、彫刻はコントラストを強調させ、存在感を増していきます。 秋…紅葉の季節。箱根の秋、日本の秋が、彩りをそっと添えてくれます。 冬…冬の静けさの中、彫刻たちの言葉にゆっくり耳をかたむける時間が訪れます。
魅力ある彫刻たち
・たくさんの彫刻たちが私たちの語りかけます。魅力あふれる彫刻たちに囲まれると、まるで彫刻の世界に迷い込んだような錯覚をしてしまいます。ゆるやかに流れる時間の中で、それぞれの彫刻に込められたメッセージに耳を傾けてみませんか?
主な展示作品
・彫刻の森美術館の常設作品については丁寧に屋外展示場マップが掲載されています。また、各作品には彫刻の森美術館の解説分も掲載されています。
〇屋外展示図
〇主要作品解説
野外展示
→写真右:ニキ・ド・サン・ファールという方の作品なのですが、霧島アートの森にも設置されており、この方の作品はどこにあっても印象的です。
ピカソ・コレクション
・2019年7月にリニューアルオープンしたそうです。2022年5月からは「異形のピカソ」と題し、ピカソ自身をいろいろな角度(作品の主題や技法)や、異なる時間(作品の制作年)により解体して、ピカソ像を再構築した常設展示を展開されています。
<館内の様子>
ムーア・コレクション
・ムーアの彫刻作品が野外スペースに10体、合計で26作品が展示されています。
→ヘンリ・ムーアは1979年に本美術館に対し、「ひとたび野外に出て陽を浴び、雨に打たれ、雲の移りゆきを感じるときには、彫刻も生活の一部であるというのがよくわかる。」と述べられたそうです。
室内展示
・室内ではロッソ、ブランクーシ、ジャコメッティの作品などを展示しています。
…いかがでしょうか。彫刻の森美術館は、日本で初めての野外美術館として1969年に開館して以降、これまでに収集された作品は、2000点余りにおよぶそうです。そんな日本随一の彫刻芸術の世界を皆さんもぜひ覗いてみてください。きっと自分のフィーリングに合う造形物に出会えるはずです。
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