「漢字って面白い!」、日本の漢字文化を発信する体験型ミュージアム 京都:漢検漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)

京都府

こんにちは。美術館多県エリア、静岡県に続いて神奈川県が終わりました。(あくまで本ブログでは)
残すは香川県、京都府、長野県、東京都だけになりました。東京がもちろん一番美術館の数は多いのですが、意外と長野県もそこまで負けていません。両県は残しておくとして、香川県と京都府…いずれでもいいですが、私個人的には京都府を先にご紹介することで香川県やその先の美術館の変遷にもつながるのではないかと考えています。

ところで、皆さんは年末になると「今年の漢字」と題して清水寺で住職がどデカい色紙に大筆で漢字を書く儀式をを見たことあると思いますが、その後どこに保管されているのかご存知でしょうか?ということで京都府…今日は一番最初ということでまた違った雰囲気の美術館(アート施設)からご紹介していきたいとと思います。

このブログで紹介するアート施設

漢検漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)

・開館:2016年
・施設外観(以下画像は本施設HP、府・市観光協会HPより転載)

・場所
漢検漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム) – Google マップ

「漢字って面白い!」、日本の漢字文化を発信する体験型ミュージアム

・ただ漢字を見るだけでなく、触れる・学ぶ・楽しむ展示を通して、いくつもの驚きや発見を生み出す体験型ミュージアム。日本の漢字文化を国内はもとより世界へと広く発信し、「漢字って面白い!」と感じる子どもや大人がたくさん増えるよう、これからの未来につながる知的“かんじ”好奇心をお届けしているとの事です。

主な展示内容

※画像は全てHPから抜粋

シアター

・8分の映像で、漢字の3要素(形・音・義(意味))や、漢字のおもしろさなど、館内見学の基礎知識を伝えています。

今年の漢字

・清水寺で揮毫された大迫力の大書。1995年から始まった年末行事「今年の漢字」の実物。

体験シート

・万葉仮名スタンプで自分の名前を押したり、国名スタンプで漢字表記を見たり、甲骨文字占いをこすったり。自分だけの体験シートをつくることができます。

踊る甲骨文字テーブル

・漢字に手をかざすと、そのルーツである甲骨文字に姿を変えて巨大な甲骨へと移動します。

漢字の歴史絵巻

・全長30メートル。中国での漢字の歴史や、日本でどのように漢字が使われてきたかを学べます。

→どうでもいいですが、中尾彬さんに似すぎてません?…

日中韓808字の木

・日中韓の共通文化として、三国で共通して使用される頻度の高い漢字を共同で抽出する試みです。

漢字5万字タワー

・『大漢和辞典』(大修館書店)に採録された約5万字の漢字が書かれています。

書く素材と道具の進化

・砂板にはじまり、青銅器から紙、電子書籍まで、人々がことばを伝えてきた方法の移り変わりを学べます。

象形文字をさがしだそう

・魚、馬などのイラストに触れると、現在使われている漢字に姿を変えます。

漢字回転すし

・回ってくるすしを取ると、そのネタになっている魚の漢字クイズを当てるゲーム。

体で漢字をつくろう

・自分の体を使って漢字を表現。

検定問題にチャレンジ

・漢検全級の検定問題に10問ずつ挑戦できます。

方言漢字

・ある地域だけで使われる「方言のような漢字」を展示。

部首タッチパネルかるた

・お題の部首とカードを組み合わせて正しい漢字を完成させるゲーム。

巨大湯のみ


・魚へんの漢字が並ぶ巨大な湯のみで記念撮影が可能。

本物の甲骨文字を見てみよう

・中国の“殷墟”から発掘された本物の甲骨文字を展示。

生き物漢字図鑑

・動物や植物の漢字表記、漢字の書かれたプレートを、イラストに貼るゲーム。

くらしの道具の漢字たち

・いつも身近にあるようなくらしの道具たちを漢字で書くゲーム。

漢検漢字文化研究所講座

・漢字や日本語の専門家による、一般向けの講座を毎月開講。好きなテーマを選んで受講可能。

図書館

・漢字の雑学に関する本や、子ども向けの漢字に関する本、本格的な調査研究用の辞典など、さまざまな本があり、気になる分野について調べることができます。

…いかがでしょう。「今年の漢字」だけでなく多種多様な漢字に関するアート体験が可能です。漢字って奥深いのですね。個人的には漢字の巨大湯のみがツボでした。そんな漢検漢字博物館・図書館(漢字ミュージアム)、皆さんも京都観光の穴場としてぜひ行ってみてください!

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