今週のPickUp!展覧会(会期:3月中頃まで)

大阪府

○2024展I 小林一三生誕150年 The コレクター逸翁 ~その収集に理由アリ~  @逸翁美術館
 会期:3/17(日)まで

<概要>
・逸翁(小林一三)の収集品、約5,500点の中には絵画や古筆、陶磁器類、漆芸品など、様々な種類があります。それらの多岐に渡るコレクションを、逸翁は主に趣味の茶の湯や日々の暮らしの中に取り入れ、日常生活を彩りました。そうした作品たちは、売立目録で見かけたもの、馴染みの古美術商からもたらされたもの、家族や友人、知人から贈られたもの、また思いがけない機会を得て手許にやってきたものなど、様々な理由で逸翁と運命の出会いを果たし、コレクションの一つとして加えられました。

 本展では、逸翁コレクションにまつわる、思い出深いエピソードや逸話をともにご紹介します。それらの作品はなぜ逸翁の許にやって来たのか、作品が持つ逸翁との裏話など、逸翁とコレクションの物語をご覧いただけます。

<小林一三:関連>
五島美術館
鉄斎美術館(清荒神清澄寺)

○アートまるケット「展覧会を準備してます、展。」  @岐阜県美術館
 会期:3/17(日)まで

<概要>
・「岐阜をアートまみれにして美を楽しむ」…2015年度からはじまった日比野克彦館長ディレクションによる「アートまるケット」。本プロジェクトの9回目は、コレクションによって美術館と世界がつながっていきます。
 今回のアートまるケットでは、「展覧会を準備してます、展。」と題して、展覧会に観にくるだけでは知ることのできない、美術館学芸員の舞台裏をご紹介します。現在、岐阜県美術館でどんな展覧会が準備されているのでしょうか。

どっぷりアートにまみれている学芸員の調査研究活動に触れながら、新たなアートへの興味や関わり方を体験し、こんな世界があったんだ、とお楽しみください。

○DXP(デジタル・トランスフォーメーション・プラネット) ー次のインターフェースへ
金沢21世紀美術館 会期:3/17(日)まで

<概要>
・注目のテクノロジーであるAI、メタバースやビッグデータなど、アーティスト、建築家、科学者、プログラマーなどが領域横断的にこの変容をとらえ、今おこっていることを理解し、それを感じられるものとして、衣食住も含めた総合的なライフの可能性を提案する展覧会。

 デジタルテクノロジーによってこの地球という惑星、そこに住む「私たち」の生き方や感性はどのように変わっていくのでしょうか。20世紀から繰り返されてきたこの問いに対して2023年、いままでとは全く違った惑星の姿が出現しようとしています。人新世とよばれ、見えないネットワークやAIによるコントロールにひたされたこの惑星DXPでは、テクノロジーと生物との関係が日々新たに生成されていきます。

○瀬戸内海国立公園指定90周年 わたしのうみ ART/LIFE @愛媛県美術館
 会期:3/24(日)まで

<概要>
・本展では、瀬戸内海の歴史を語る絵画作品をはじめ、身近な民藝や建築の仕事についても紹介します。

 瀬戸内海は、「我が国の風景を代表するに足りる傑出した自然の風景地」として1934年に日本初の国立公園のひとつとして指定され、2024年3月16日に指定から90周年の節目を迎えます。 本州、四国および九州により囲まれた日本最大の内海である瀬戸内海には、700を超える大小さまざまな島々が点在しており、この多島美からなる風景や、そこから生まれた豊かな資源は、美術に限らず、私たちの暮らしにも大きな影響を与えてきました。

 時代や分野を越えてつながる瀬戸内海の魅力について、ひとりひとりが「わたしのうみ」として思い見る機会となれば幸いです。 また、多角的な理解を深めるために、資料や研究調査成果を共有しながら、県の歴史文化博物館および総合科学博物館においても同時期に瀬戸内海に関する展示を開催します。

○アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウイリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで ART/LIFE @千葉県立美術館 会期:3/24(日)まで

<概要>
・千葉県の誕生と同時期に始まった「アーツ・アンド・クラフツ運動」。その礎を築いたイギリスのウィリアム・モリス(1834-1896)をはじめとした作家たちによる家具やガラス製品、宝飾品、壁紙、書籍など約140点の作品と、運動の影響を受けた浅井忠をはじめとする県ゆかりの作家たちの作品から、アーツ・アンド・クラフツのデザインの広がりとその魅力を紹介します。

 会期中は、展覧会図録を監修した藤田治彦氏による講演会の開催やワークショップなどのイベントの実施、期間限定の特設ショップの開設など、展覧会をより楽しめる企画も開催します。

<浅井忠:関連>
府中市美術館
京都国立近代美術館(MoMAK)
京都市京セラ美術館
ポーラ美術館
ひろしま美術館

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